ビューティ
連載 エディターズレター:BEAUTY ADDICT

アルコールアレルギーでも香水を肌で楽しめる時代【エディターズレター:BEAUTY ADDICT】

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※この記事は2023年04月20日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

 お酒が飲める年齢になり、体に合わないことが分かったときの落胆ぶりを数十年経た今も覚えています。友人・知人から飲めないことで人生損していると何度言われたか……。本当にそう思います(笑)。それは香水もしかりで、肌につけた箇所が真っ赤になり、アルコール(エタノール)アレルギーだと自覚しました。以降、香水は下着につけることにしています。ビューティ担当になってからは、精油をブレンドして使うことも増えました。

 10年ほど前、自社で香水を開発するフレグランスメーカーの社長に、私をイメージし調香した香水をプレゼントしてもらいました。うれしくて肌にまといたいという気持ちが強かったのですが、現実的には難しい。泣く泣く下着につけて香りを楽しみました。その際に、エタノールフリーの香水はできないものかと聞いたところ、技術的には可能だけど、すぐに商品化は難しいとの答えでした。しかし、この数年でアルコールフリーの香水を見かけることが増えました。昨年は「ディオール」を代表する香水の一つ“ジャドール”から、アルコールフリーの “ジャドール パルファン ドー”が登場し、アルコールフリーの香水が一つのカテゴリーになるのではと感じています。同商品は、「WWDBEAUTY」の2022年下半期ベストコスメのフレグランス部門で1位を獲得しています。

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