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コーヒーにオリーブオイル? 「スターバックス」新ライン“オリアート”はクセになる味わい

 スターバックス コーヒー ジャパン(STARBUCKS COFFEE JAPAN)は4月20日から、新ライン“オリアート(Oleato)”をスターバックス リザーブ ロースタリー 東京とスターバックス リザーブを取り扱う全国の店舗、計63店舗で販売する。“オリアート”はコーヒーにオリーブオイルを組み合わせた革新的なビバレッジを展開し、エスプレッソやフラペチーノのような「スターバックス」の新定番ラインとして打ち出す自信作だ。世界ではイタリア、アメリカに次ぎ、日本が3番目の導入市場となる。なお、扱う商品は店舗によって異なる。

 販売に先立ち行われたプレス向けイベントにはスターバックス コーヒーのハワード・シュルツ名誉会長が出席。オリーブオイルのアイデアはシュルツ名誉会長が昨年夏にイタリア・シチリアのオリーブ農園で出合った、毎朝スプーン1杯のオリーブオイルを楽しむという伝統から着想を得たもの。ハワード名誉会長自らコーヒーとの組み合わせを提案し、開発が始まったという。

 コーヒーとオリーブオイルという予想外の組み合わせに、登壇したスターバックスの社員たちも「その組み合わせはどうだろう?」と最初は疑問に思ったと正直に告白。一方で「一口飲めば分かる」とも力説する。スターバックス コーヒー ジャパンの水口貴文CEOも「意外な2つの自然の恵みを組み合わせたこのビバレッジは、期待を超える特別な体験になると信じている」と語った。

 その言葉の通り、“オリアート”は驚きがあり、クセになる味わいだ。オリーブオイルはイタリアのオリーブオイルブランド「パルタナ」のエキストラバージンオリーブオイルを使用。“オリアート”ではこのオリーブオイルをスチームしたりフォーミングしたりすることで乳化させ、ナッツのような風味の中に感じられる甘みや、キャラメルのようななめらかでコクのある味わいをコーヒーと一体化させた。

 日本限定ビバレッジの“スターバックス リザーブ オリアート ゴールデンフォーム アイス エスプレッソ”はオリーブオイルを合わせたゴールデンクリームをたっぷりと使用し、ふわとろ食感を楽しめるビバレッジ。口に近づけるとオリーブオイルが香り、クリームとオーツミルクの甘みとオリーブオイルの持つ甘み、コーヒーの風味がマッチ。それぞれが持つ甘みとコクが一つに合わさることで、科学反応のように風味を引き出し、新鮮な味わいを楽しめる。

 “スターバックス リザーブ オリアート ゴールデン クリーム コールドブリュー”はバニラビーンシロップでほのかな甘みを加えたコールドブリューコーヒーと、オリーブオイルの香り豊かなフォームとが調和する一杯。“オリアート オーツミルク ラテ”はオリーブオイルと一緒にオーツミルクをスチームしたラテで、ベルベットのような口当たりと、香ばしく華やかな後味が口の中に広がる。それぞれ同じエキストラバージン オリーブオイルを使いながらも異なる味わいが生み出された。

 日本で販売する“オリアート”のレシピを担当した清水拓ビバレッジ商品開発グループ グループマネージャーは「毎日飲みたい、また飲みたいとクセになるようなビバレッジ」と表現する。コーヒーとオリーブオイルの組み合わせが持つ可能性と魅力は一度飲んだら忘れられない味わいだ。

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