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FRONT ROW
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、2017年プレ・スプリング・コレクションをブラジルのリオデジャネイロで発表した。会場は、建築家のオスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)が設計したニテロイ現代美術館(the Contemporary Art Museum)。海沿いに建てられた近未来的な建物から登場したモデルはクネクネとしたスロープ状のランウエイを下り、木やプラスチック、メタルなどさまざまな素材のカラフルな椅子が並ぶ客席を通り過ぎていく。その様子をフランス人女優のカトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)は、「とっても気に入ったわ。まるでUFOから降り立つ未来のモデルたちを見ているようだった。最高よ!」と表現した。
ショーには、世界中から顧客やエディターを含む約500人が来場。ブラジル出身のモデル、アレッサンドラ・アンブロジオ(Alessandra Ambrosio)やイザベリ・フォンタナ(Isabeli Fontana)も姿を見せ、日本からはタオ(TAO)や中田英寿が駆け付けた。
ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)「ルイ・ヴィトン」ウィメンズ アーティスティック・ディレクターは、「今回のコレクションは、トロピカル、リオの身近にある自然の豊かさ、都会の要素を融合したものだ。とてもドラマチックでありながらも、どこか穏やかな一面がある」とコメントしている。