「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、「ミラノサローネ 2023」の会期中に伊ミラノ市内のパラッツォ・セルベローニで“オブジェ・ノマド”の新作を発表した。同コレクションは2012年に誕生。国際的に著名なデザイナーによるオブジェや家具約60点から構成される。今年は、11点の新作が登場。スイスのデザインデュオであるアトリエ・オイ(ATELIER OI)や英ロンドンを拠点に活動するロウ・エッジス(LAW EDGES)、オランダ人デザイナーのマルセル・ワンダース(Marcel Wanders)、ブラジルのカンパーナ(CAMPANA)、イタリアからアトリエ ビアゲッティ(ATELIER BIAGETTI)やザネラート / ポルトット(ZANELLATO/ POLTOT)、そして、スタジオ ルイ・ヴィトン(STUDIO LOUIS VUITTON)がデザインした作品を展示した。
また、オーストラリア人デザイナーのマーク・ニューソン(Marc Newson)がトランクに新解釈を加えたディスプレーケースの“キャビネット・オブ・キュリオシティーズ by マーク・ニューソン”が披露された。パラッツォの中庭には、フランス人建築家のマーク・フォルヌ(Marc Fornes)による建築物の“パビリオン・ノマド”が登場。有機的に湧き出る生命体のようなデザインのパビリオンでは、ワークショップや公開討論などイベントが開催された。