ファッション

マッシュが「セサミストリート」の公式ストアを運営 11月、池袋サンシャインシティに1号店

 マッシュスタイルラボは、米国発の世界的な教育作品「セサミストリート(SESAME STREET)」の公式ストア「セサミストリートマーケット」の1号店を、東京・池袋のサンシャインシティに11月下旬オープンする。ライセンス代理店であるソニー・クリエイティブプロダクツを介し、番組を制作する非営利教育団体セサミワークショップとパートナーシップ契約を結び、店舗を運営する。物販にカフェやワークショップスペースなどを複合し、作品の世界観を表現する。「セサミストリートマーケット」事業単体で、2026年8月期までに売上高10億円を目指す。

 サンシャインシティの店舗は専門店街アルパ1階 。家族連れを中心に、平日で約8万人、休日で約10万人(コロナ禍前)が訪れる施設の集客力を生かす。店舗面積は約330平方メートル。物販スペースには、ぬいぐるみやバッグ、食物販、タンブラー、タオルなどの雑貨を中心に約200点が並ぶ。同社は「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」でぬいぐるみなどの雑貨の企画ノウハウがある。「キャラクターモチーフの服や雑貨だけでなく、バッグやボディークリーム、日焼け止めが(店に)並んでいてもいい」と親会社マッシュホールディングスの近藤広幸社長。同社の強みであるアパレルや化粧品のリソースも生かす。併設するカフェでは、“エルモ”や“ビッグバード”“クッキーモンスター”などのキャラクターをモチーフにしたカラフルで、「子どもが食わず嫌いや苦手食材を克服できるような」(同社)フードやドリンクを提供する。

ダイバーシティを作品を通じ伝える

 小学生のときには「セサミストリート」のグラフィックが描かれたペンケースを使っていたという近藤社長。「原色のキャラクターは幼い自分にとって衝撃的で、今の自分にも影響を与えている」と語り、グラフィック作品としての魅力にも注目する。サンシャインシティの店舗では工作や絵画教室を実施し、「子ども だけでなく大人も楽しめるコンテンツ」を盛り込む。

 また、「セサミストリート」はバラエティー豊かなキャラクターを通じて、多様性の尊重・共存の大切さを子どもたちに伝えてきた。近藤社長は「私たちはウエルネス とサステナビリティを旗印として会社を運営してきた。ウエルネス とは『人の笑顔』であり、サステナビリティとは『未来の子どもの笑顔を守る』ことだ」とし、「私たちも“ファミリー”となり、作品の持つ魅力 やダイバーシティへの姿勢を多くの人々に伝えていけたら」と話した。

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