ファッション

ケリングのイノベーションラボがピッティと協業 若手デザイナーのサステナビリティを支援

 ケリング(KERING)のマテリアル・イノベーション・ラボ(Materials Innovation Lab以下、MIL)は、世界最大のメンズ見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO 以下、ピッティ)」を主催するピッティ・イマージネと協業し、若手デザイナーのサステナビリティへの取り組みを支援する。6 月13〜16 日に開催される「ピッティ」のサステナビリティに特化した「S/Style サステナブルスタイル」コーナーで、MIL がサポートした若手ブランドの作品が展示される予定だ。 

 「S/Style サステナブルスタイル」のキュレーターで、ファッションジャーナリストのジョルジア・カンタリーニ(Giorgia Cantarini)が選んだ10 ブランドが作品を展示する。MIL は、アップサイクルやバイオベース素材の方法、製造工程における認証の取得方法など、最先端かつ環境負荷の低いデザイン工程の取り入れ方を指導した。
 
 ケリングのクリスチャン・トゥビト(Christian Tubito)=MIL ディレクターは、「S/Style プロジェクトは、オープンイノベーションを推進する私たちの姿勢と完璧にマッチした。今回の取り組みは、ケリングの基準に沿ってMIL が開発したプロトタイプの素材を提供すると同時に、環境負荷の低いコレクションを披露する機会を提供するもので、サステナビリティを取り入れたいと考えている若手デザイナーを支援する過去に例がないパートナーシップだ」とコメントした。MIL は2023 年に10 周年を迎える。 

 ピッティのコミュニケーション&スペシャルプロジェクト長兼ピッティ ディスカバリー財団事務局長のラポ・チャンキ(Lapo Cianchi)も、今回の取り組みはビジネスとサステナビリティの両立に悩む若手ブランドに対する画期的なパートナーシップだといい、「MIL の実践的な支援に感謝したい」と強調した。

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