百貨店大手5社の4月度の売上高は、全社が前年同月の実績を上回った。旅行などの外出需要が回復し、衣料品やスーツケースなどの販売が伸びた。
三越伊勢丹が23.1%増、高島屋が12.4%増、大丸松坂屋百貨店が19.1%増、そごう・西武が8.6%増、阪急阪神百貨店が12.9%増だった。ラグジュアリーブランドや時計・宝飾品の好調は引き続きだが、「婦人ではジャケット、ワンピース、紳士ではスーツなどがよく動いた」(大丸松坂屋)「外出機会の増加に伴い、オケージョンアイテムやリゾートアイテムなどへの関心が高まった」(三越伊勢丹)。入店客数が増加しており、コロナ下で買い控えられていた春物衣料が人気を集めた格好だ。