ファッション

【2023年母の日】「WWDJAPAN」スタッフが贈りたい、もらいたいギフトを母の世代別に紹介

 今年の母の日は、5月14日。日頃の感謝を込めて、ギフトを贈ろうと計画している人も多いはず。しかし、毎年のイベントとなるとバリエーションも尽きてくるもので、セレクトに悩んでしまうこともある。そこで、普段からさまざまなブランドと接している「WWDJAPAN」スタッフに、母の日に贈りたい(またはもらいたい)ギフトを母親の世代別に聞いた。ファッションやビューティ雑貨はもちろん、楽しい体験や健康に気遣ったアイテムまで紹介する。

40代の母がもらって嬉しいギフト
ビジネスプランニング部 渡辺佳代子

「レゴ」の“ワイルドフラワーブーケ”

 「高校生の娘からは毎年、折り紙で作ったカーネーションやお手紙、マッサージ券などをもらいます。以前、折り紙で作ったカーネーションと日頃の感謝の気持ちが綴られたお手紙をもらった時号泣しまして。お花と手紙はシンプルで嬉しいものだなと再確認し、『レゴ(LEGO)』で作れるフラワーブーケをピックアップしました。子供が自分のために一生懸命作ってくれるのは嬉しいですね。一緒に作るというのもいいな」(ビジネスプランニング部 渡辺佳代子、以下同)

「ヘイ」のボトル
「タイガー魔法瓶」の真空断熱炭酸ボトル

 「これから暑くなるので、節約にもエコにもなるマイボトル生活を充実させたいなと思っています。探しているのは、容量たっぷりで口が広くて洗いやすいタンブラー。『ヘイ(HAY)』など、おしゃれなデザインのものに目を奪われがちですが、機能的な真空断熱炭酸ボトルも捨てがたいですね」。

「A ステージ」の“ヘルシーマルチライスポット”

 「マスクの着用が個人の判断となった頃から外食三昧! 一時期パーソナルジムに通い、辛い筋トレと1日糖質50g生活で作ったボディは元に戻りつつあります(笑)。ボディメイクをした結果、適正糖質の重要性を実感。食べることを楽しみながら、心もからだも健康でいられることが一番ですよね。『A-ステージ(A-STAGE)』のヘルシーマルチライスポットは、低糖質メニューを選ぶだけで通常より糖質量を約30%カットしてくれて嬉しい。デザインもミニマルで好みです」

「ラロッシュポゼ」の“UVイデア XLプロテクショントーンアップ ローズ”

「ずっとリピートしている『ラロッシュポゼ(LA ROCHE POSAY)』の“UVイデア XLプロテクショントーンアップ ローズ”も、母の日にもらって嬉しいものの一つ。ローズカラーは肌の均一感を高めて自然な血色感を添えてくれるので、オンラインの打ち合わせ程度ならこれ1本でOK(笑)。これまではコロナの影響で学校行事に参加できなかったけれど、今年は体育祭もあるので、日焼けから肌を守りつつ、しっかり応援したい」

50代の母に贈りたいギフト
ビジネスプランニング部 竹内菜奈

「イソップ」の“ポスト プー ドロップス”

「“少しでもトイレ掃除に向かう気持ちを軽くしたい”。そんな母にプレゼントしたいのが『イソップ(AESOP)』の“ポスト プー ドロップス”。トイレの中やタンクに2、3滴たらすと、さわやかなシトラスとフローラルの香りがふんわりと広がり、気になる臭いを落ち着かせてくれるという優れものです。ボトルデザインも魅力なので、毎日使うスペースのインテリアとしても楽しめます」(ビジネスプランニング部 竹内菜奈、以下同)

「プチバトー」のクルーネックTシャツ

 「初夏の季節に合わせて、白いTシャツもギフトとして重宝しそう。『プチバトー(PETIT BATEAU)』の定番Tシャツ“アイコニック”は、小さめのクルーネックとフィットする肩周り、タイトなボディが特徴で、一枚としてはもちろん、インナーとしても着られるアイテムです。サイズはXXS〜XLという豊富なラインアップ。“第二の肌”と呼ばれるやわらかな手触りの1×1リブ編み素材をしているため、着心地も申し分なし!」。

「テクラ」のパジャマ

「デンマーク・コペンハーゲン発のテキスタイルブランド『テクラ(TEKLA)』のパジャマは、オーガニックコットンを100%使った肌触りの良さとファッション性を兼ねた見た目に定評あり。家事や仕事で忙しいという母には、この上質なウエアで一日の疲れを癒してほしいです。イエローやピンク、ブルーなどのパステルカラーに加えて、モダンなストライプ柄をあしらったデザインもあるので選びやすいのもうれしいポイントです」。

「ナリン」のハーブオイル

「スイス発祥のナチュラル・ウェルネスブランド『ナリン(NAHRIN)』のハーブオイルは、以前お世話になった先輩にプレゼントでいただいて知ったもの。ユーカリやローズマリー、ラベンダーなど33種類の精油と7種類のハーブエキスを配合。疲れたときは肩や首、こめかみに塗ると、スーッと鼻を通るさわやかな香りでリフレッシュできるんです。大切な母を労りながら、リラックスアイテムとして贈り物にぴったりでしょう」

60代の母に贈りたいギフト
村上要「WWDJAPAN」編集長

「アシックス」の“ペダラ ライドウォーク”

 「70代が見えてきた父親は現在、段階的に仕事を減らしています。代わりに増やしているのは、ウォーキング。もともと凝り性なせいか、雨の日を除いて毎朝、1時間強歩いているようです。そんな父のウォーキングに、60代中盤の母親は甲斐甲斐しく(!?)毎日付き合っているそうです。だからこそ母の日や父の日には、一昨年からウォーキングシューズをそれぞれ1足ずつプレゼントしていますが、今年は母から『歩きやすい』とのことで、『アシックス』のリクエストをもらいました。

 ファッション・コンシャスな父親に比べて、母親は比較的無頓着な印象でしたが、欧米のおしゃれランナーばりにこだわっていることを知り、不躾ながら見直しました(笑)。リクエストをもらったからには、応えなければと思っています。『オシャレなのがいい』と言っていたので、今年は歩行効率にも優れているという、この“ペダラ ライドウォーク”を両親にプレゼントしようと思っています」。(村上要「WWDJAPAN」編集長、以下同)

「コスメデコルテ」の“リポソーム アドバンスト リペアセラム”

「ディオール」の“リップ マキシマイザー”

 「スキンケアは国産ブランドの志向の母親には、『コスメデコルテ(DECORTE)』の“リポソーム アドバンスト リペアセラム”をプレゼントしたいと思います。ウォーキングが趣味の父親は野球観戦も大好きで、毎年夏には甲子園にも時々出場している我が母校(父の母校でもあります)の応援に行っています。そんな父なら、きっとWBCの大谷翔平選手の活躍にインスパイアされているはず。未経験のスキンケアに挑戦するのは、ベストタイミングです。

 ということで、母親に“リポソーム アドバンスト リペアセラム”をプレゼントして、父親とのシェアをすすめてみたいと思います。カラーコスメは『シャネル(CHANEL)』や『ディオール(DIOR)』などモードがお好みなので、“リップ マキシマイザー”をプレゼントしようかな。齢を重ねて、少し痩せてきた印象があるので、ふっくらリップをプレゼントしたいと思います」。

「ワコール スプーン」のお取り寄せ食品

「とはいえ、彼女が一番アガるのは、食な気がします。どうやら料理が苦手で、昔はコーラで鶏肉を煮ているテレビ番組に刺激を受けて、なぜかピーチジュースの「ネクター」で鶏肉を煮てしまい、家中を異様な匂いに包んだことがある彼女。その昔、『母親の料理の中で好きなのは、水で戻したワカメにポン酢をかけた酢の物です』と学校で発表し、母親をガッカリさせた記憶も鮮明に残っています(苦笑)。

 『苦手』と言い続ける料理を作っている母親と、食べている父親をストレスから解放するためにも、お取り寄せをプレゼントしたら喜んでくれるでしょう。アパレル業界には『オンワード・マルシェ』などがありますが、この春はワコールも食品と雑貨を販売するモール型EC『ワコール スプーン(WACOAL SPOON)』をスタート。下着のお仕立て券(あるのか!?)と一緒にプレゼントしたら、喜んでくれるかもしれません」

ファッション業界らしい鮮やかな生地の残反

「静岡で生まれて育って60余年の母の趣味は、吊るし雛づくり。1年をかけて準備を進め、毎年3月には大作を発表しています。吊るし雛は、鮮やかな素材が命。ということで、ファッション業界らしい鮮やかな生地の残反なんかプレゼントできないものでしょうか(笑)?

 レリアンのD2Cの新ブランド「ループール(LOOPOOL)」は、同社の主力ブランドの「レリアン(LELIAN)」のほか「ネミカ(NEMIKA)」、ライセンス事業の「ランバン(LANVIN)」などの残反を使用しているそう。礼服のイメージが強いレリアンの残反は黒のイメージが強いけれど、すでに母親が大量に所有している赤いちりめん生地と組み合わせれば、きっとモードな吊るし雛が完成することでしょう。ちなみに新年には、毎年吊るし雛づくりの技術を駆使して、干支のぬいぐるみを作っています。今、私の自宅には、ウサギのぬいぐるみがリビングに鎮座しています(笑)。もちろん、『ループール』の服を(?)着てもらいましょう」

70代の母に贈りたいギフト
「WWDJAPAN」編集部 竹田紀子

ニッティング イン 松井ニット技術のストール

「親心なのは分かっています。娘の懐具合を心配してくれているのも分かっているんですけど、『こんな高いものを……』と小言を言われ険悪な空気になることもしばしばある母の日。実用性と特別感だけじゃなく、小言を言われない金額感におさめるのも課題です。松井ニット技研のコットンストールは夏の冷房対策や日焼け対策のほか、お出かけ着の差し色になる美しいカラー&市松モチーフが高評価で、お値段も合格点をもらった品。親の健康が気になる私は、首に当たる部分に小さな保冷剤を忍ばせた熱中症対策も推奨しています」(「WWDJAPAN」編集部 竹田紀子、以下同)

MTGの“ニューピース ピローリリース”

 「5月17日発売なので母の日は過ぎてしまいますが、今年の第一候補ギフトはこれ。腰痛を抱えている上に年齢を重ねて眠りが浅くなっているので、“整形外科医監修の首肩サポートまくら”というフレーズが響きそうです。70代女子が相反発(そうはんぱつ)という新しい素材を受け入れてくれるかが少々心配ですが、『使わないなら私がもらう』という言葉も用意しているので安心。なんなら私が使いたい(笑)」。

ファンケル 銀座スクエアの“リラクゼーション&ストレスリリーフ”

 「経験・体験のプレゼントなら、母娘で銀座へ行きオープン20周年を機にカウンセリングメニューが刷新されたファンケル銀座スクエアでパーソナルカウンセリングやトリートメントを……。母のためと言いつつ、自分が受けたい気持ちがあるのは否めません。ビューティメニューから筋肉量や骨密度、体の歪み、血管観察などをチェックできるボディーメニューまでそろっています」。

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