「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、京都・河原町の京都BALエントランスに、コンセプトストア兼カフェ「ジル サンダー キオスク」を6月4日まで1カ月限定で開いている。このプロジェクトは、同施設1階に5月に開業予定の新店に先駆けたもので、ブランドの美学を体現したキオスクのミニマルなデザインは、京都初出店となるショップの特徴ともリンクするという。
キオスクでは、ルーシー・メイヤー(Lucie Meier)とルーク・メイヤー(Luke Meier)=クリエイティブ・ディレクターが、アーティストや写真家とコラボレーションし企画・出版した写真集「ファミリアリティ(FAMILIARITY)」(1万9800円税込、以下同)や「パリ(PARIS)」(2万900円)、「マクロ(MACRO)」(2万2000円)に加え、アントワープ発の雑誌「エー マガジン(A MAGAZINE)」のキュレーターをメイヤー夫妻が手掛けた「エー マガジン キュレイテッド バイ ルーシー&ルーク・メイヤー(A MAGAZINE CURATED BY LUCIE AND LUKE MEIER)」も並ぶ。ほかにもビジュアルアートや建築から、工芸、小説、詩、音楽まで、ブランドの世界観を構成する書籍やアートブック、雑誌、メイヤー夫妻が愛用する日本製の文具をそろえる。また、クリエイティブ・ディレクターの2人が京都への思いを語ったインタビューや、新店開業に合わせて同ブランドとコラボレーションした京都の職人たちを紹介する冊子も配布中だ。
カフェでは、京都の老舗コーヒーロースター「小川珈琲」がキュレーションした、「ジル サンダー」オリジナルドリンクを提供する。
メイヤー夫妻は、「京都の新店舗では、世界における工芸の中心地のひとつであるこの街の存在を強調したいと考えた。それはとても現代的なこと。なぜなら私たちの現在とは、工芸と革新、人類と自然のバランスを見いだすことに尽きると思うから」とコメントしている。
■ジル サンダー キオスク
場所:京都BAL エントランス特設スペース
住所:京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251
日程:〜6月4日
時間:11:00〜20:00