ワークマンの2023年3月期業績は、本業のもうけを示す営業利益が前期比10.1%減の241億円だった。既存店売上高は同2.6%増と好調だったものの、「価格据え置き宣言」をしたプライベートブランド(PB)が円安や原料高などによって仕入れコストが上昇した。
小売業の売上高に相当するチェーン全店売上高は、同8.5%増の1698億円。新商品のキャンプ用品が売れた。期末店舗数は純増37の981店舗。価格据え置きの効果もあって、既存店の客数、1日平均客数、客単価は前年実績を上回った。営業総収入は同10.3%増の1282億円、純利益は同9.0%減の166億円だった。
今期(24年3月期)はチェーン全店売上高が前期比6.5%増の1809億円、営業総収入が同6.5%増の1365億円、営業利益が同6.7%増の257億円、純利益が同5.4%増の175億円を見込む。