ウィゴー(WEGO)がZ世代に特化したマーケティング、シンクタンク事業を強化する。2020年秋から、Z世代の細分化した趣味嗜好に合わせたSNSの運用をZ世代スタッフを中心に開始。この5月には、シンクタンク「WE LABO [ヒト・コト・モノ・バ]研究所(以下、ウィゴー ラボ)」を立ち上げ、他社へのデータ提供などのB to B事業を目指す。「ウィゴーは全国に168店があり、約1800人のZ世代販売員が在籍している。それぞれが自身の趣味嗜好別の“界隈”に生息しており、(彼らを軸に)濃い新鮮な情報を抽出できる」と望月大作取締役ウィゴー事業本部長は話す。
ウィゴーが運営しているZ世代向けSNSコミュニティーは、高校生活の楽しみ方を発信する“WEGO SCHOOL・ユース学園”(フォロワー数計14万7000人)、推し活にフォーカスした“推シゴトメディア”(6万3000人)、サブカル地雷系女子に向けた“サブカル地雷”(4万2000人)、ダンスカルチャーを発信する“WEGO DANCE UP”(1万8000人)などがある。これらの総計により、「高校生を対象としたSNSでは、年間リーチ数1億2000万で日本最大規模」(発表資料より)という。
SNSを通した情報抽出に加え、リアルなコミュニケーションの場のアレンジも「ウィゴーラボ」として行っていく予定。同ラボの公式サイト上では、「地雷界隈の“推し”ランキング」「SNS世代が選ぶ これだけば見ちゃうテレビ番組ランキング」といった、SNSを通した調査結果を随時無料公開している。