ファッション

「フォーエバー21」が船橋のららぽーとに6月2日出店 デジタル販促修正でECをテコ入れ

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アダストリア子会社のGate Winは6月2日、ライセンス企画・生産・販売する米ファッションブランド「フォーエバー21(FOREVER 21)」の常設店を、千葉・船橋のららぽーとTOKYO-BAY北館2階に出店する。同ブランドは今春日本に再上陸し、2月からアダストリアの自社ECモール「ドットエスティ(.st)」で販売。4月17日にグランドオープンした大阪のららぽーと門真に常設1号店をオープンしている。「EC売り上げは予算に届いていないが、門真はオープン以来、予算の2倍以上で推移している」(小林千晃アダストリア執行役員R&D本部長)といい、主要ターゲットであるZ世代(10代〜20代前半)をつかむべく、デジタル販促などを目下修正中だ。

ららぽーとTOKYO-BAYに開く常設2号店は売り場面積約264平方メートルで、もともとアダストリアのOMO推進店舗「ドットエスティストア」があった場所。「ドットエスティストア」は東武百貨店船橋店にも22年9月にオープンしており、そちらに役割を移した。今春夏の「フォーエバー21」の出店はこれで打ち止めで、「秋冬に2〜3店出店し、当初の計画通りに年内4〜5店体制とする」。

ECを主軸とするブランド運営を想定していたが、現状のEC売り上げは予算の5〜6割での推移という。「ドットエスティ」は会員数1400万人超を誇り、アパレル企業のECとしては勝ち組の1つとして想起されることが多いが、「アダストリアは30〜40代に強く、Z世代向けのコンテンツが『ドットエスティ』には少ない。また、『ローリーズファーム(LOWRYS FARM)』『グローバルワーク(GLOBAL WORK)』といったブランドごとにファンがついているため、『ドットエスティ』上で新ブランドを立ち上げても、会員が新ブランドに流れるといったことが少なかった」ことがEC売り上げの伸び悩みにつながったと分析する。

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