キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は、5月13日に開催されたヨーロッパ最大の音楽の祭典「ユーロビジョン・ソング・コンテスト(Eurovision Song Contest)」に動画でサプライズ登場した。キャサリン皇太子妃はウィンザー城(Windsor Castle)で事前に収録された動画の中で、ウクライナ出身のラップグループ、カラシュ オーケストラ(Kalush Orchestra)とのピアノセッションを披露し、観客を驚かせた。
キャサリン皇太子妃が演奏時に着用していたのは、イギリスのドレスブランド「ジェニー・パッカム(JENNY PACKHAM)」によるワンショルダーのシフォンドレス。ドレープが胸元から裾まできれいに流れるエレガントなデザインで、ウクライナ国旗を連想させる鮮やかな青色が印象的だ。英EC大手、ネッタポルテ(NET-A-PORTER)では、2940ポンド(約49万6860円)で販売されている。ドレスに合わせたイヤリングは、故エリザベス女王(Queen Elizabeth II)から受け継いだもの。
「ジェニー・パッカム」は1988年にスタートし、ブライダル市場で成功を収めた。現在はプレタポルテとリゾート、ブライダル、アクセサリー、ランジェリーのコレクションを展開。ロンドンやパリ、ニューヨークに店舗を構えている。
キャサリン皇太子妃はこれまでも特別な行事などで「ジェニー・パッカム」のウエアを着用し、彼女のお気に入りのブランドの一つとして知られている。2011年、キャサリン皇太子妃にとっての初めてのロイヤルツアーでは、カナダのカルガリーで同ブランドの黄色のドレスを着用。21年の映画「007」シリーズ「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ(NO TIME TO DIE)」のプレミア上映会では、ゴールドに輝くドレスを身にまとい登場した。キャサリン皇太子妃は昨年40歳を迎えて以来、自国をサポートするためにもイギリスのブランドを着用する機会を増やし、パブリックイメージがさらに向上している。