「WWDJAPAN」5月22日号は、「業界アンバサダー特集」です。ブランドによるアンバサダーやフレンズの起用のニュースが日々舞い込んでくるこの頃。特集では、ファッション、ウオッチ&ジュエリー、ビューティの3カテゴリーから全56ブランド171人のアンバサダーを紹介します。巻頭では、アンバサダー的存在と長期間にわたる親密な関係を築いている先駆者「シャネル」をフィーチャー。今年3月の2023-24年秋冬パリ・プレタポルテコレクションでヒロインを務めた小松菜奈のインタビューを交えながら、ブランドとしての姿勢を浮き彫りにします。また、さまざまなブランドが起用している大谷翔平について、「ボス」「ニューバランス」「セイコー」「コーセー」にヒアリングし、その効果を分析。ビューティからは、日本のアンバサダーにJO1やTWICEのSANAを起用し、そのユニークな戦略で注目される「イヴ・サンローラン」についてまとめています。
アンバサダーについては、各カテゴリー、ブランド別に、起用の理由や注目の人物についての解説などを交えながら掲載。複数ブランドで起用される影響力の高いセレブリティーや、今、旬の人物などの発見があると同時に、アンバサダーを通して各ブランドのコミュニケーション戦略がうかがえます。
中面では、グレン・マーティンがクリエイティブ・ディレクターに就任して存在感が復活している「ディーゼル」の創業者でOTBグループの会長であるレンツォ・ロッソにマーティン起用の背景などについて聞いています。米「WWD」の翻訳記事では、アディダスがカニエ・ウェストことイェと手掛けていた「イージー」の関連記事をはじめ、「メゾン マルジェラ」や「ジル サンダー」のCEO交代、「ヘルムート ラング」や「バリー」のクリエイティブ・ディレクター交代などについて触れています。
ビューティ・インサイトでは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の佐藤和佳子シニアアナリストが、「コスメデコルテ」による大谷翔平のプロモーションやビューティ業界におけるアンバサダー戦略について解説。ファッション&ビューティパトロールでは、梅雨入りを前に、雨を待ちわびてしまうようなすてきなレイングッズを集めました。
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