山下組は5月25日、京都の北野天満宮から徒歩5分、上七軒エリアにある閑静な住宅街にプライベートサウナ「サヨカ(sayoka)」をオープンする。コンセプトは「サウナで最高の余暇を」。一棟貸し切りのプライベート空間でぜいたくな時間を過ごしてもらい、人と人をつなげるハブとしての場になることを目指す。
会話を存分に楽しんでもらえるように、寝転がれるオリジナルサウナ“寝サウナ”を施工。ロウリュは“ほうじ茶ロウリュ”で、施設周辺の茶舗にて焙煎したほうじ茶を楽しめる。外気浴スペースには、京銘竹の老舗である横山竹材店へ施工を依頼した“やたら編み”を採用。1本1本を職人が丁寧に施工して作り上げ、水風呂後にぜいたくな整い体験を提供する。ゲストと京都をつなぐハブとなるために、京都の企業で製作したインテリアや備品を数多く取り入れた。サウナだけでなく、京都の伝統工芸品に触れ美意識を高めることができる。
「サヨカ」は、京都市の個別指定京町家を再生したサウナ施設。京都の街並みや生活文化の象徴である京町家は、次代へ残すべき建築物だが、近年は保全・維持ができないという理由で空き家になるケースが散見されている。山下組は、京都で代々商売をしている会社の使命として、「空き家となっている京町家を次代へ繋ぐために再生できないか」と一念発起し、今回の「サヨカ」プロジェクトを立ち上げた。