「ウズ バイ フローフシ(UZU BY FLOWFUSHI)」は8月28日、ロングセラーアイテムの“モテマスカラ”を約4年ぶりにアップデートし発売する。7月25日には公式オンラインストアと一部バラエティストアで先行販売を開始する。
“モテマスカラ”は2011年に、「本気のまつげケア」をコンセプトにメイクアップ機能とまつ毛ケア機能を備えたマスカラ“もてますカラ”として登場した。14年に商品名を“モテマスカラ”に変更しバージョンアップ。17年は30万人のユーザーの声をもとにリニューアルを行い、19年にはアイテム名を“ウズ モテマスカラ”に変更してラインナップを再構築した。今回で4回目のアップデートを迎える同アイテムは何が変わるのか。矢野よぶこシニア プロダクト ディレクターに商品開発の背景やこだわりについて聞いた。
「鉛筆持ち」が容易になる長いキャップ
今回のアップデートにあたり、「“使いやすさ”をマスカラに求めたらどうなるのか、一番に考えた」と矢野ディレクター。研究の結果、使用時にペンや鉛筆のように持つことで手元が安定する点に着目し、持ち手になるマスカラキャップを一般的な商品と比較して1.5~2倍の長さに設計した。鉛筆持ちをすることでまつ毛の根元や目尻、目頭など、細かい根本の毛も逃さずに塗布することができるという。
カラーは11色から5色に変更
これまでのラインアップは全11色だったが、今回のアップデートを機に5色に絞った。特に、仕上がりのボリューム別に分かれていた「ブラック」を「究極のブラック」として1本に集約しており、矢野ディレクターは「『究極のブラック』を作り出すのに一番苦労した。いかに1本で好みの仕上がりに、ロングもボリュームも自由自在にコントロールできるのか試作を重ねました」と語る。
そのほかのカラーは日常使いしやすくリピート購入率が高かった人気のブラウン、コッパー、バーガンディ、カーキでユーザーからの「もう少し“色”を楽しみたい」という声に応えてカーキのみ色味をアップデート。発色の彩度を上げて黄みを出さずに青みをプラスしている。
それぞれのマスカラ液に合わせてブラシも進化
マスカラ液とのベストなパフォーマンスを発揮するためにブラシ部分も新たに開発。カラーに合わせて3種類を用意した。ブラックはロングやボリュームだけでなく束感まで自由にコントロールできる形に。カラータイプに採用しているブラシは美しい発色を叶えるため、液がちょうど良くまつ毛に乗る少しカーブした細めのブラシに仕上げた。また、扇のようなセパレートしたまつ毛が完成する。特に色調を変更したカーキのみ、毛足がらせん状に設計されたブラシで、他のカラーとは少し異なる形状にした。
新たな美容液成分を追加してまつ毛ケアも強化
マスカラ液には「まつ毛の土壌」をケアする成分である天然ミネラルとの相乗効果を狙い、美容成分を追加配合してまつ毛ケアをさらに追求。昨年10月に公式オンラインストアで限定販売したまつ毛美容液に採用した大棗や地黄、枇杷葉、桑白皮などの漢方由来成分と海藻由来成分のフコダインを、今回アップデートする“モテマスカラ”にも配合した。キャピキシルを新たに加えた。
パッケージにもこだわりと苦労が
パッケージデザインも大幅に変更される。矢野ディレクターが「プラスチックなどの緩衝材を使わないパッケージにしたかったので、どんな型にするか悩んだ。さまざまな形を試した結果、この三角柱が一番商品が安定したんです」と話すように、使用資材が最小限になる三角柱の形は今回の大きなポイントだ。ほか、森林管理協議会(Forest Stewardship Council)認定の取得済みの紙素材も使用するなど、これまで以上にサステナブルなパッケージを意識した。現在販売中の“ウズアイオープニングライナー” のパッケージは円柱でポップなカラーが特徴だが、今回の“モテマスカラ”はくすんだ色味で大人なカラーになっている。