「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」は6月1日、今年で創立100周年を迎えるディズニーとのコラボコレクション “ディズニー X トミー”を、表参道店やオンラインストアなどで発売した。本コレクションでは、ミッキーマウスやミニーマウスなど、おなじみのキャラクターが日本の漫画やアニメのようなイラストタッチで登場。メンズ&ウィメンズ58型、キッズ15型と豊富なラインアップで販売中だ。
“クラシック アメリカン クール”を体現する
“ディズニー X トミー”ならではの
コラボレーション
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“ディズニー X トミー”コレクションでは、遊び心あふれる柄やプリントを用いることで、「トミー ヒルフィガー」が標榜するプレップスタイルを再構築。チノやブレザーにはジャガードプリントの“TH モノグラム”とミッキーマウスのシルエット、ブランドのシグネチャー“イサカストライプ”のシャツにはミッキーマウスがあちこちに配され、シャツドレスにはにじんだインクや手書きのようなスケッチを再現した。さらにニットウエアやミニスカートにはミニーマウスが着用しているスカートのポルカドット柄を落とし込むなど、本コラボレーションならではのデザインを楽しめる。
漫画風のミッキー&フレンズが
「トミー ヒルフィガー」の
カレッジプレップの世界に登場
キャンペーン動画では、ミッキーと仲間たちが“カレッジプレップ”の世界に触れ、「トミー ヒルフィガー」のアーカイブクラシックのシーンに現れる。「これまでに発表してきた中でも最も楽しいコラボレーションの1つ。私たちが愛するプレップ・クラシックを詰め込んだコレクターズ・エディションと言えるだろう」とブランドデザイナーのトミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)が語るように、共にアメリカで生まれ、世界中で愛され続けているディズニーと「トミー ヒルフィガー」だからこそ生まれたシナジーが体感できるコレクションだ。
“ディズニー X トミー”を手掛けた
ディズニーアーティストに聞く
コラボレーション制作秘話
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WWD:お気に入りのアイテムは?
神田茂樹ディレクターキャラクターアーティスト(以下、神田):今着用しているセーターが気に入っています。「トミー ヒルフィガー」のカラーリングと、今回ならではの漫画風イラストで描かれたミッキーマウスが組み合わさり、とてもインパクトのある商品になりました。
村瀬和宏マネジャーキャラクターアーティスト(以下、村瀬):私は今着ているTシャツのように、クラシックなミッキーマウスと今回のコラボで生まれたミッキーマウスが並んでいるのが、対照的になっていて面白いと思っています。
斉藤由樹シニアデザイナー(以下、斉藤):私はデザイナーとして、村瀬が着用しているジャケットのような“デザインパッチ”と呼んでいるパッチを使ったアイテムを見てうれしくなりました。アニメや漫画からインスパイアされたテイストだからこそ、子どもっぽい印象にならないよう工夫しました。
WWD:本コラボレーションが決定した時の気持ちは?
神田:ディズニー100周年という節目であることから、さまざまなお祝いコンテンツを行う中で、「トミー ヒルフィガー」との取り組みが決定しました。単純にブランドロゴやキャラクターを貼り付ける以外にも、新しくキャラクターやデザインを起こすこともチームのミッションなので、改めて私たちの力を世の中にアピールする良い機会だと感じました。私たちのデザインと「トミー ヒルフィガー」が大切にしてきたスタイルが融合し、意義のあるコラボレーションになったと思います。
斉藤:本コラボレーションの話が来たとき、私たちのチームからいくつかの企画を提案しました。その中で日本のアニメや漫画にインスパイアされたデザインに「トミー ヒルフィガー」が賛同してくれたということは、日本のクリエイターや文化にリスペクトを持ってくれたのだと受け止めています。自分たちが内に秘めてきたものや、生まれ育った環境で取り入れてきたカルチャーを表現できたことが光栄です。
WWD:“カレッジプレップ”という世界観はどのように生まれた?
斉藤:日本のアニメや漫画にフォーカスしたデザインを「トミー ヒルフィガー」のシグネチャーである“プレッピークラシック”に融合したいと考え、カレッジライフという世界観に派生していきました。動画でもモデルやキャラクターたちが大学生活を繰り広げるようなストーリー構成になっており、ライフスタイルがもっと浮き出て、よりファンに親しみを持って見てもらえると思います。長い時間をかけてデザインに向き合ってきただけに、私たちのデザインにアレンジが加わり「トミー ヒルフィガー」のアイテムに落とし込まれているのを見て、とてもフレッシュに感じられました。
WWD:漫画風のミッキーマウスを制作するにあたり、苦戦したことは?
村瀬:ミッキーマウスはアニメーションから生まれたキャラクターなので、通常、どの角度から見ても立体的に見えるような構造で描かれています。そして何人ものアニメーターが描けるように、比較的シンプルなレギュレーションで成立しているのです。その立体的なミッキーマウスを、今回のテーマである漫画のように平面的に見せるためにどうすれば良いのか工夫を凝らし、チームで何体もトライしました。“立体的な球体に平面的な口が付いている”というような、立体と平面がうまく融合した、見たことがないミッキーマウスが生まれたと思います。日本のアニメや漫画からインスパイアされたキラキラとした目力の強さも、今回ならではの表現です。
神田:村瀬が言うように、目力の表現やパキッとした影の入り方など、日本のアニメや漫画の特徴が明確に取り入れられているので、ぜひ注目して見てほしいです。極端にアニメや漫画のテイストに寄せようと思えばいくらでもできるのですが、「『トミー ヒルフィガー』のコンセプトをどうやってバランス良く取り入れるか」「ディズニーが今まで築き上げてきたものをどれだけ生かすか」など、何度もスタートラインに立ち戻り、議論を重ねて完成しました。ぜひ多くの人に手に取ってもらい、このコラボレーションの世界観を楽しんでいただきたいです。
オリジナルAIジェネレーターで
自分の写真が“ディズニー X トミー”の
漫画風キャラクターに
6月30日まで、公式サイトでは“ディズニー X トミー”のAIジェネレーターが登場。モバイル端末から自分の顔写真をアップロードすることで、本キャンペーンテイストを取り入れたアバターに変身し、背景やコーディネートを組み合わせてオリジナルの壁紙画像を作成できる。
トミー ヒルフィガー カスタマーサービス
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