TSIホールディングス傘下のアルページュは、展開する5ブランドの2023-24年秋冬展示会を実施した。目立ったのは、きらっと光るラメ糸などを使ったトップスを取り入れたコーディネート。合わせるアウターやスカートは、毛足の長いボアや、ツイードライクな素材のものが多い。目を引くディテールで、コロナ禍を経て復活するパーティーや食事会といった華やかなシーンを強く意識する。
20代以上の女性向けにオン・オフ使える日常着を提供する「アプワイザー・リッシェ(APUWEISER-RICHE)」では、「コロナを経て、『仕事着と休日着を分ける』というお客さまの意識が薄くなった。この春夏も華やかなアイテムの反応がいい」(プレス)という。今秋冬は、ラメ糸を使ったプルオーバーとカーディガンのアンサンブルを推す。ワイドスラックス、ヒールパンプスと合わせて大人っぽく仕上げ、ミニバッグのパープルを差し色にする。店頭では腰元を絞り、裾に向けてふわっと広がるペプラムトップスが売れ筋。秋冬もペプラムシルエットのロング丈ワンピース(1万8000円)を企画した。
ジーンズやカーゴパンツと提案
ブランドらしく落とし込む
カジュアル志向の「リランドチュール(RIRANDTURE)」では、ラメ糸入りのボレロにライトブルーのジーンズを合わせてラフに落とし込む。30代以上の大人の女性がターゲットの「カデュネ(CADUNE)」では、デコルテが見えるトップスの上からグリッター素材のカーディガンを羽織る。ボトムスにはカーゴパンツを合わせ、カジュアルとドレスのバランスを楽しむ。