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連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY

私たちは、アンバサダーの体を奪い合っている!?【エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY】

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※この記事は2023年05月31日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

先週は週刊紙、そしてウェブで 「業界アンバサダー特集」をお届けしました。ことラグジュアリーやプレステージブランドはアンバサダーを「多くの消費者が『夢』と『憧れ』を描くために必要な存在」(ビューティの「イヴ・サンローラン」)と捉えており、現在はアンバサダー就任のニュースが相次いでいます。そこで紙面とウェブサイトでは全56ブランド、延べ人数171人のアンバサダーをまとめました。今回はさまざまなスポーツ選手とのアンバサダー契約などが多いであろうスポーツブランドを取り上げませんでしたから、実際、業界で活躍するアンバサダーはもっともっと多いはずです。

と同時に、複数のブランドでアンバサダーを務めているビッグネームも存在します。例えば、コチラの記事で紹介する大谷翔平選手は、そんなビッグネームの1人です。広告塔的な役割も含めて、大谷選手は「ニューバランス」「ボス」、セイコー、そしてコーセーとアンバサダー的な契約を締結しています。こうした契約では通常、競合とは同様の契約を締結できない決まりがあるから、複数ブランドとの契約はハードルが相当高いハズです。でも大谷選手は、どうしてファッション&ビューティ業界だけでも4社と契約できるのか?それは「ニューバランス」と「ボス」はファッション、コーセーはビューティ、そしてセイコーはウオッチというカテゴリーでアンバサダー契約を結んでいるからでしょう。きっと「ニューバランス」はスポーツウエア、「ボス」は非スポーツウエアのカテゴリーでアンバサダー契約を締結しているのではないか?そんな想像も働きます。

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