ファッション

好天によりユニクロ5月度は4.4%増 無印は15.9%減と苦戦続く

専門店チェーン、セレクトショップの2023年5月度売上高(既存店ベース)は、好天に恵まれ、大型連休の人出も活発だったことで前年実績を超えたという声が中心だ。

国内ユニクロは前年同期比4.4%増。「ブラトップ、“エアリズム”インナーなど夏物に加え、タックワイドパンツ、カーゴパンツ、プリーツストレートパンツなどの単価の高いトレンドアイテムもよく売れた」(広報担当者)といい、客数は同3.7%減だったものの客単価が同8.4%増。話題となっているラウンドミニショルダーバッグも好調だった。

しまむらの「ファッションセンターしまむら」(4月21日〜5月20日)は同6.7%増。「お出掛け需要の拡大や気温上昇により、婦人、紳士、子どもの夏物アウターや服飾雑貨などが売り上げを伸ばした」(発表資料から)。

アダストリアは同11.2%増。客数は0.1%だったが客単価が11.1%増と大きく伸ばした。「原価高騰により値上げをしていることと、値引き販売の抑制が効いた」(広報担当者)。好調アイテムは夏物のパンツや、機能素材の半袖トップスなど。

ユナイテッドアローズは同10.5%増。客数は同2.7%減だったものの客単価が12.9%増と、他社と同様の傾向。ジャケット、パンツ、ワンピースなどが好調という。

良品計画の「無印良品」は同15.9%減と苦戦が続いているが、衣服・雑貨カテゴリーに限れば同7.9%減とやや落ち込み幅は小さい。「大型連休中の値引きプロモーションを縮小した影響が大きい。月の中旬以降、涼感シリーズのアパレルやファブリックを中心に若干持ち直したが、それまでの落ち込みをカバーするには至らなかった」(発表資料から)。

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