ファッション
連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY

若い才能を使い捨てないで!【エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY】

有料会員限定記事
※この記事は2023年06月05日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「バリー」は2シーズン、「アン ドゥムルメステール」に至ってはわずか1シーズンで、クリエイティブ・ディレクターが交代です。

そりゃ「バリー」を2シーズンで去ったルイージ・ビラセノールによるファースト・コレクションは、デジタルで見た私でさえ「厳しいな」と思ったし、現地での評判も芳しくありませんでした。「アン ドゥムルメステール」はパリで直接拝見し、自身のブランドとの住み分けという課題のほか、「そもそも『アン』って、どんなブランドだっけ?」という疑問も頭に浮かびましたが、それでも1シーズンはあんまりです。

最近は、あるブランドのトップを退任直後に別のブランドに“転職”するデザイナーも存在しますが、それは数年単位の経験を重ねた、ごく一部のデザイナーの話です。彼らの“就活事情”は日本と異なるでしょうが、1、2シーズンでの退任は、やはり「レッテル」。次のキャリアの可能性を摘み取ってしまう、ネガティブな要因になる可能性が高いでしょう。加えて競業避止などの契約条項があったら、若いうちの貴重な数年を棒に振ることになります。

この続きを読むには…
残り776⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

メンズ32ブランドの猛暑に負けない推しスタイル 2025年春夏メンズ・リアルトレンド

「WWDJAPAN」12月16日号は、2025年春夏シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。近年は異常な暑さが続いており、今年の夏は観測史上最も暑い夏になりました。ファッション界への影響も大きく、春夏シーズンはいかに清涼感のあるスタイルを提案するかが大切になります。そこで、セレクト各社やアパレルメーカーの展示会取材、アンケートを通して全32ブランドの推しのスタイルを調査し、メンズのリアルな傾…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。