「グッチ(GUCCI)」は6月6日、西陣織の老舗で知られる京都の細尾によるテキスタイルブランド「ホソオ(HOSOO)」との第2弾コラボバッグを数量限定で発売した。昨年12月の第1弾に続き今回も、「グッチ」のアイコンである“GGパターン”とフローラルモチーフを、西陣織で美しくアレンジ。鮮やかな絹糸や金箔・銀箔をぜいたくに使ったり、太さや色の異なるさまざまな種類の糸を織り交ぜたり、高度な職人技が光るテキスタイルは、それぞれのモチーフ柄が浮かび上がるような立体的なデザインが印象的だ。
前回同様に、バンブーハンドルがアイコニックな“グッチ バンブー 1947(Gucci Bamboo 1947)”と“グッチ ダイアナ(Gucci Diana)”の2種類のトップハンドルバッグで登場。サイズはそれぞれミニとスモール、ミディアムの3パターンがそろい、価格は“グッチ バンブー 1947”スモールが61万6000円など。「グッチ」の一部店舗とクライアントサービスなどで取り扱う。
「ホソオ」のクリエイティブ・ディレクターである12代目の細尾真孝代表取締役社長は、「私たちはいつも、商品を手にした方が代々受け継いでゆけるものをつくることを目指している。『グッチ』とのコラボレーションを通じて、その妥協のないモノ作りと挑戦する情熱こそが真のサステナビリティーにつながるとあらためて実感している。そして、国境も時代も超える創造を『グッチ』とともに追求していけることをとても誇りに思っている」とコメントしている。
細尾は1688年(元禄元年)に京都西陣において大寺院御用達の織屋として創業。京都の先染め織物である西陣織の技術を継承しながら、現代においては先端テクノロジーを用いて新しい織物を制作するなど注目を集めている。3月には、東京初のショールーム兼ストアを東京ミッドタウン八重洲にオープンした。