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特集 リセール

ファッションの二次流通市場を理解するための「4つのカギ」【リセール特集】

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リセール市場を読み解くカギ【リセール特集】

一口にリセール市場といってもカテゴリーは多岐にわたり、さまざまなレイヤーが存在する。このページではブランド買取に代表されるファッション関連のリセール市場を理解する上で、手助けになるポイントを紹介しよう。(この特集は「WWDJAPAN」2023年6月12日号からの抜粋です)

key point 1:
ファッション関連が全体の28%を占める

専門紙「リサイクル通信」の調査によると、ブランド品(ラグジュアリーブランド、時計、宝飾品など)が構成比10.9%で市場規模2947億円、衣料・服飾品が17.0%で4587億円だった。この2分野で4分の1以上を占めており、ファッション関連はリセール市場全体をけん引する存在といえる。

ブランド品は16年の市場規模が2410億円のため安定成長といえる。ラグジュアリーブランドの人気に加えて、海外相場に引っ張られる形で売買の価格が上昇した。「ロレックス(ROLEX)」など一部の高額商材の高騰も寄与している。

衣料・服飾品の購入者は延べ4003万人。昔からリユースの代表選手だった書籍の購入者が延べ2228万人であり、金額でも購入者でも古着が古本を上回っている。衣料・装飾品は伸び率も著しい。16年の市場規模1869億円と比較すれば約2.5倍に拡大した。この間「メルカリ(mercari)」に代表されるフリマアプリの浸透に加えて「セカンドストリート」のような買取・販売店が全国に増えたため、古着取引の裾野が一気に広がった。

key point 2:
高級ブランドの人気商品の価格高騰

買取価格の値上がりの一部事例(ブランディアの事例)

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