消費者から買い取った中古品を再び“商品”として販売するリセール事業者にとって、商品管理はクオリティーを決定づける生命線と言える。業界大手のコメ兵は、本拠地の愛知県に商品センターを持ち、全国の直営買取店で買い取った商品を集約している。延べ床面積1883㎡の施設で、約200人のスタッフが検品、真贋、メンテナンス、値札づけなどを行い、年間約85万点を全国の店舗やオークションなどに送り届ける、同社の“心臓”だ。(この特集は「WWDJAPAN」2023年6月12日号からの抜粋です)
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商材別に検品・真贋を徹底
衣類
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衣類はまず、カジュアルまたはハイブランドと価格帯で大別し、商品の状態をくまなくチェックする。大まかな商品データは買い取り時に店頭でデジタル入力されており、商品センターではその照らし合わせや真贋のダブルチェックなどを行う。その後、春夏物・秋冬物に分け、オフシーズンのものは別の場所にある倉庫で保管する。衣類は他カテゴリーと比べて商品数が多く、施設でも最もスペースを使う。
バッグ
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