ベイクルーズグループの「イエナ(IENA)」は2023-24年秋冬、「イエナ」流のフレンチシックの提案をあらためて強化する。長谷川真美プレス担当は、「フレンチシック、フレンチトラッドが軸の安心感のあるブランドとしてお客さまには受け入れられてきたが、32年目を迎えもう一度『イエナ』らしさを見つめ直したい。『イエナ』に欠かせない定番アイテムはそのままに、エッジの効いた挑戦的なアイテムも積極的に取り入れてモード感のある提案を強めたい」と話す。
たとえば、マスキュリンとフェミニンの絶妙なバランス感覚は「イエナ」の強みだ。ベーシックなネイビーのブレザー(3万7400円)には、マスキュリンな「カレンテージ(CURRENTAGE)」のデニムブルゾン(4万6200円)、フェミニンなボウタイブラウス(1万9800円)、動きのある「ラスパイユ(RASPAIL)」のロングスカート(4万9500円)を組み合わせる。また、オーバーサイズのカレッジカーディガン(2万5300円)と、「ジェーン スミス(JANE SMITH)」のミニスカート(2万4300円)のコーディネートには、ロングブーツではなく、あえてメンズライクな「パスクッチ(PASCUCCI)」のローファー(3万5200円)を合わせる。セレクトブランドも今季から「マックスマーラ(MAX MARA)」や「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」などを導入し、ファッション感度の高い人に向けた提案も強化する。
トレンドは、さりげなく取り入れるのが「イエナ」流。グリッターアイテムは、クラッチバッグやヒールなど小物でさりげなく取り入れる。今季はグレー、ネイビー、ブラック、レッドのブランドカラーのなかでも特に、差し色として活躍する発色の良いレッド強化し、ニットやボーダーカットソーなどのほか、パンプスやグローブなどをそろえる。
長谷川担当は、「『この人、イエナっぽいね』と言える人を増やしたい。そのためにもまずはスタッフ自身がそれを体現できるようにならないといけない」と話し、今後はスタッフへのスタイリング指導から強化していくという。