イタリア発ジュエラー「ブルガリ(BVLGARI)」のジュエリー部門のクリエイティブ・ディレクターを務めるルチア・シルヴェストリ(Lucia Silvestri)が来日した。彼女は18歳で同ブランドのジェモロジー・センターでキャリアをスタート。生物学研究の道へ進むはずだったが、「宝石から放たれるエネルギーや色彩、多様さに恋した」というシルヴェストリは、全ての情熱を宝石に注ぎ込む決心をした。彼女はブルガリ一族と共に世界中を旅して宝石を買い付け、選別し、ジュエリーに関する専門知識を身に付けた。「ブルガリ」と共に歩んだ長年のキャリアを考えると、シルヴェストリほど同ブランドのジュエリー部門のクリエイティブ・ディレクターにふさわしい人物はいない。「ブルガリ」のあらゆるイベントでセレブリティーたちと交流する彼女は、ブランドの“顔”と言ってもいいだろう。
しかも、ジュエリーの女性クリエイティブ・ディレクターはいるとはいえ、彼女は、いまだに男性が多いジュエリーの世界で、石の買い付けからクリエイティブのディレクション、仕上げまで一貫して行う稀有な存在だ。来日したシルヴェストリに、クリエイティブ・ディレクターとしての仕事や必要な素質などについて聞いた。
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