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NY発フレグランスブランド「ル ラボ」が中国本土に初出店 上海の人気観光スポット新天地に2フロアの旗艦店

ニューヨーク発のフレグランスブランド「ル ラボ(LE LABO)」はこのほど、中国本土初となる旗艦店を上海ダウンタウン地区で人気観光エリアの新天地にオープンした。

同旗艦店は、博物館として使われていた上海で伝統的な和洋折衷の建築様式をとった建造物を使用。2階建てで、フレグランスのほかボディーケア、ヘアケア、スキンケア、ベストセラーのキャンドルなど幅広い商品を取り扱うほか、ビーガン対応のベーカリーやカフェを併設する。タイル張りの店内にはダイヤル式電話や金庫、タイプライターなどのビンテージアイテムを配置し、ブランドの核となるわびさびの概念を表現している。2階には調香師のワークスペースを再現した「ザ フレグランス オルガン」や読書コーナーも構える。

今回の出店について、ジアユ・ファン(Jiayu Fan)=ル ラボ チャイナ社長兼最高経営責任者は、「中国における『ル ラボ』の品揃えをより充実させるもの。さらに、このブランドがエスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)のフレグランスカテゴリーおよびビジネス全体の成長の原動力になると確信している」とコメント。

エスティ ローダーの第3四半期の売上高は前年同期比12%減の37億5000万ドル(約5212億5000万円)だったが、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」や「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」を含むフレグランスカテゴリーは2ケタ成長を達成しており明るい兆しを見いだしているようだ。

同ブランドは2006年に米ニューヨークで創設し、14年にエスティ ローダーが買収。現在43カ国以上に展開し、78のブティック、385以上の販売店を持ちカルト的な人気を誇る。

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