「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は、パリ・メンズ・ファッション・ウイークで現地時間6月22日に、2024年春夏メンズ・コレクションを発表した。会場のパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)は黒ずくめのリック信者で溢れ返り、ショー前までは激しい雨が降り続いたものの、開演が近づくにつれて徐々に雨は弱まっていった。
来場者は、同ブランドの余分な要素を削ぎ落としたエレガンスを強調する昨今のクリエイションに共鳴して、装いもカットやシルエットを重視している印象だ。素肌にベールを重ねたようなシアー素材のウエアはリック信者にとって定番で、今季は男性のスカートの着用率も上がっている。14.5cmヒールのプラットフォームブーツの人気は安定しており、この日はラバー素材のレインブーツ風のシューズで雨仕様の足元も見られた。日本からは、モデルの秋元梢と高橋ララらが来場した。