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連載 エディターズレター:IN FASHION

JOY!ファレルの「ルイ・ヴィトン」の裏テーマを勝手に妄想【エディターズレター:IN FASHION】

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※この記事は2023年06月27日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「JOY!JOY!」と歌い上げるゴスペルが頭から離れない皆さん、こんにちは。すごかったですね、ファレル・ウィリアムスによる「ルイ・ヴィトン」2024年春夏メンズ・コレクション。ポン=ヌフ橋の中央で片ひざをつき手を合わせるファレルの挨拶姿が頭から離れません。

ポン=ヌフは、パリとファレルの故郷である米国・ヴァージニアをつなぐ象徴とのことですが、「太陽」というキーワードからは“太陽の子”ルイ14世を連想せざるを得ません。オフィシャルには「ルイ14世」の言葉は出ていませんので、以下は私の妄想に過ぎないのですが、どうぞみなさん、「Louis XIV Pont Neuf」と画像検索してください。馬車でポン=ヌフを渡るルイ14世の絵画が出てきて、「今回のショーと似ている!」と驚くかと思います。

上空からの視点で描かれた絵画は今回のショーをドローン撮影した映像と近く、そこに描かれている群衆の列はショーの客席にそっくりです。その中にはきっと、今回のショーで言うところのビヨンセ、ジェイ・Z、リアーナ、エイサップ・ロッキー、キム・カーダシアン、レニー・クラヴィッツ、ルイス・ハミルトンなどに相当する当時の最強インフルエンサーが揃っているのでしょう。

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