「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT 以下、YSL)」はこのほど、8月4日に発売する新アイシャドウ“クチュール ミニ クラッチ”の発表会を開催した。同商品の解説や全色スウォッチのほか、ブランドPRスペシャリストに聞いたイチ押しカラーなどをリポートする。
宝石のような輝きを与えるアイシャドウパレット
「YSL」らしいビビッドな発色が特徴的な新アイシャドウは、グリッター、サテン、マットの3種のテクスチャーが一つのパレットに収まっている。存在感のある色味と質感は単色でも使え、自由な発想で目元を上品に彩ることができそうだ。パウダーには保湿力の高いスウィートアーモンドオイルと抗酸化作用の高いコーヒーシードオイルをブレンドした美容オイルカクテルが配合されていて、目元にしっとり密着するテクスチャーだ。
パレットは全6種で、創業者のイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が愛したパリやマラケシュの地にオマージュを捧げたカラーをラインアップ。ベージュ系、テラコッタブラウン系、ローズピンク系などのほか、数量限定でミントブルー系のパレットも用意されている。
パッケージは高級感のあるレザータッチで、中心にはブランドのアイコニックな“YSL”のロゴをあしらった。
全6種をスウォッチ
“100 ストラ ドールズ”
カラー:ニュートラルベージュ系
“200 ギリーズ ドリーム”
カラー:テラコッタブラウン系
“300 カスバ スパイシーズ”
カラー:イエローゴールド系
“400 バビロン ローズ”
カラー:ローズピンク系
“500 メディナ グロウ”
カラー:ウォームピンク系
限定色“900 パルメリーズ スカイズ”
カラー:ミントブルー系
イチ押しは「400番の“バビロン ローズ”です」と即答
「イチ押しカラーはどれですか?」――。全6種のアイシャドウがズラッと並ぶ中、橋本メイクアップシニアプロダクトマネージャーと井上PRスペシャリストにこの質問をしたところ、2人とも「400番の“バビロン ローズ”です」と即答した。
左上:薄いピンク。ベースカラーの発色は控えめで大粒のラメや偏光ラメが大胆に輝く
右上:ブラウンニュアンスを感じるピンク。極小のピンクラメを含んでおり、繊細なきらめきをプラスする
左下:締め色としても使える深みのあるバーガンディ。マット質感に微細な偏光ラメを加えた
右下:マット質感のくすんだピンクブラウン。目元に自然な血色感を演出する
「パレットによってアイシャドウの構成を変えているが、全6種の中でもグリッター3色とマット1色の贅沢な構成はこの“400 バビロン ローズ”だけ。光の屈折を意識したグリッターで、肌になじむ輝きが特徴。華やかに仕上がり、かつセンシュアルなピンクなので目元から大人の色気をまとえる」と橋本シニアプロダクトマネージャー。
普段ピンク系は敬遠している私だが、その言葉に背中を押され“400 バビロン ローズ”を体験。塗る前は青みの強いピンクパレットに見えたが肌に塗布すると左下のバーガンディカラーに温かみがあるからか肌にしっくりと馴染んだ。大粒のシルバーラメにピンクやゴールドの偏光ラメが含まれていて、甘さとクールさを両立させたような輝きも魅力的だ。
テクスチャーはパウダーでありながらもしっとり。ラメを多く配合しているアイシャドウは粉飛びしてしまう印象があるが、肌にピタッと密着した。この崩れにくさは、朝から夕方までメイク直しができない場面でも活躍してくれそうだなと感じた。