ジュンは2023-24年秋冬から、サブスクリプションサービスへの提供や店舗スタッフの制服など、使用後の再販や再利用が難しい古着をリメイクし販売するプロジェクト「リアッシュ(RE H)」をスタートする。
ものづくりを担う各ブランドのプロダクトチームの有志社員5人が「“新しいもの を世に生み出す”ことが当たり前であるこの業界において、環境への課題に向き合い、今あるものを無駄にせず、そして循環させるため」に立ち上げた。古着をもとに、各々の趣味嗜好やインスピレーションをもとに作り上げたアイテムを、シーズンごとに小規模のコレクションとして発表する。
ジュングループは福利厚生の一環で、入社3年目までのスタッフに担当ブランドの服を制服として支給している。コロナ下の2020年に、ブランドのスタイリングを学ぶことを主な目的にスタートしたもので、着用後の服は年間500着を回収している。またエアークローゼットとの協業で行っているサブスクリプションのレンタル商品は、エアークローゼットが買い取る以外のアイテムは倉庫で眠っているのが現状だった。「リアッシュ」はこれらのアイテムを活用し、第1弾は13型をオンラインで販売する。
リメイクは、京都を拠点に中古品アパレル事業を展開するヒューマンフォーラムと協業。ジュンがデザインを提案し、同社がリメイクを行う。ヒューマンフォーラムは「USEDを拡張する」をコンセプトに、世界各国の古着や、自社スタジオでのオリジナルリメイクを販売するアパレルショップを展開している。