ビジネス

国際派キャリア富裕層の価値観とは 一番のラグジュアリーは選択権を持つこと

有料会員限定記事

コロナが収束し、国内の富裕層市場は今まで以上に活況だ。ラグジュアリー・ブランドからアートまで、高額品の動きが好調で過去最高の売上高を記録した百貨店もある。「ネクスト ダイヤモンド ニューヨーク(NEXT DIAMOND NEW YORK)」などジュエリー関連企業を経営する米ニューヨーク在住の富裕層である二宮美生さんと友人で東京・銀座の柳画廊の野呂洋子副社長に価値観や市場に求めるモノやコトなどについて聞いた。(取材協力:銀座 柳画廊)

二宮さんが野呂さんに出会ったのは、中学生の時に父親が開いたパーティーの場だった。野呂さんは二宮さんの父親の友人で、日本アイ・ビー・エムのエンジニアとして活躍する女性としてパーティーに招かれた。父親を通しての交流だったが、二宮さんがニューヨークに拠点を移してから直接交流するようになったそうだ。画廊の副社長である野呂さんは、オークションのためニューヨークを頻繁に訪れる。二宮さんは、「オークションに誘っていただき、食事をご一緒することがあります。野呂さんは世界中の画廊とつながりがあるなどそのネットワークの広さは相当です。数百万円が動き、最終的には数億、数十億円という金額が動く絵画オークションの世界を初めて教えていただきました」と話す。もちろん、真の富裕層と言われる美術品のコレクターとも繋がりがある。

この続きを読むには…
残り1325⽂字, 画像4枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。