2021年に蝶理が住友商事子会社のスミテックス・インターナショナルを買収、22年には日鉄物産の繊維部門と三井物産の繊維商社が統合し、MNインターファッションが誕生するなど、業界再編の動きも活発になっている。(この記事は「WWDJAPAN」2023年7月3日号からの抜粋です)
▲は赤字、各社の決算資料などから作成
合繊メーカー系列
合繊メーカー傘下の繊維商社は、もともと世界中に拠点を持つ合繊メーカーの物流機能を担うために誕生した。だが東レを除き、大手合繊メーカーは2000年代後半から本体の繊維事業を子会社の繊維商社に統合し、繊維商社自体が開発機能も有している。
帝人フロンティア
創業1869年
売上高 2018億円 /
営業利益 33億円
2023年3月期
世界レベルのサステナ先進企業
日本だけでなく、タイや中国など国内外に合繊の開発・生産を持ち、かつOEMなどの商社機能を持つ、ハイブリッド型の繊維商社。2002年には世界に先駆けてポリエステルのケミカルリサイクルの商業生産をスタートするなど、技術力には定評がある
東洋紡せんい
創業2008年
売上高 274億円 /
営業利益 ▲4.2億円
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