三陽商会は30日、2024年2月期の連結業績予想を上方修正した。修正後の予想は、売上高が610億円(当初予想は595億円)、営業利益が27億円(同24億円)、純利益が25億円(同22億円)。新型コロナウイルスの5類への移行によって、足元の春夏商戦で想定以上に好調に推移したことを受けて見直した。
同日発表した3〜5月期の連結業績は、売上高が前年同期比11.2%増の159億円、営業利益が同2倍の10億円、純利益が同60.2%増の8億9600万円だった。いずれも当初予想を上回った。
同社は前期(23年2月期)に“バーバリー・ショック”以来、7期ぶりの営業黒字を達成。コロナも収束した今期はさらなる巻き返しをねらう。