6月19日号「WWDJAPAN」では、3年半ぶりのファッションロー特集を販売。この3年半の法律にまつわるニュースを振り返りつつ、今気になる5つのトピックを取り上げました。
そして、本セミナーでは弁護士をお招きして「コピー品であるかどうかの線引きはどこにあるのか」「AIで生成した作品について著作権を主張できるのか」「サステナビリティについてPRしたいが、グリーンウォッシングにならないため気をつけるべきポイントは?」――ファッション産業やファッション業界に関わるさまざまな法律問題について、最新トピックを交えながら、分かりやすく解説します。10月に始まる景表法のステルスマーケティング(ステマ)規制についてもカバー。各回、参加者(匿名可)からの質問に答える時間も設けます。ファッション業界およびビューティ業界で働く人にはもちろん、生活者としても有用な知識をお届けします。
このような人におすすめ
・コピー品の線引きが分からない
・AIで生成した作品は著作権を主張できる
・グリーンウォッシングにならないのか心配
・10月からのステマ規制で何が変わるの
・業界での実例が知りたい
プログラム
第1回 :
「ファッションローの基礎」を学ぶ
「"パクリ"と"パロディ"の違いは?」「"作風"や"アイデア"、"世界観"に著作権はないの?」など、日常生活の中で疑問に思うことはないだろうか。そこで本セミナーでは、一般消費者が疑問に感じるトピックを取り上げつつ、主に知的財産権に関する話を中心に「ファッションロー」の基礎を海老澤美幸弁護士が解説する。
第2回 :
ざっくりさくっと生成AIと著作権
2022年ごろから注目されはじめた「チャットGPT」や「ミッドジャーニー」などの生成AIは、この数カ月で利用者が爆発的に増加するなど、話題を独占している。日本の著作権法では、機械学習のために他人の著作物を利用することが適法とされ、日本は「機械学習パラダイス」だと評する学者もおり、この現状がクリエイターなどの反発を招いている。こうした現状を踏まえ、6月に政府が決定した「知的財産推進計画2023」にも、AI生成物の著作権を巡る論点が明記された。
生成AIを巡って今どのようなことが問題となり、議論されているのか。著作権法における解釈を含め、専門家でなくても今知っておくべき生成AIと著作権に関する基礎知識を池村聡弁護士がざっくりさくっと解説する。
第3回 :
ステマ規制とグリーンウォッシング
における実務上の留意点
広告であるにもかかわらず、広告であると分からないようにして消費者に訴求するマーケティング方法を規制する「ステルスマーケティング(ステマ)規制」が10月1日から施工される。インフルエンサーなどを起用したPRが一般的な手法として定着しているファッション・ビューティ業界の関係者にとってステマ規制を正しく理解することは重要だが、具体的にどう対策すれば良いか悩んでいる担当者も少なくないだろう。そこで本セミナーでは、「ステマ規制」の概要から担当者が今対応すべきポイントや施行後に気を付けるべきポイントについて、海老澤美幸弁護士が解説する。
また、サステナビリティへの関心が高まる中、十分な根拠がないにも関わらずサステナブルであると謳う「グリーンウォッシング」が世界的な問題となっている。日本ではグリーンウォッシングを直接規制する法律はないものの、商品の品質を偽った場合には景品表示法違反となるリスクが高まるほか、海外との取引が想定される企業だけでなく、海外に実店舗がなくてもECやSNSなどを通じて海外からそのブランドを買ったり知ったりすることができれば、海外の法規制に縛られる可能性もある。本セミナーでは、「サステナビリティ」を推進するほぼ全ての企業・ブランドにとって避けては通れない「グリーンウォッシング」の問題について、海老澤弁護士がわかりやすく説明する。
講師紹介
弁護士兼ファッションエディター
PHOTO : SHUHEI SHINE
PHOTO : SHUHEI SHINE
インフォメーション
日時
2023年9月6日 (水)13:30~15:00
2023年9月13日(水)13:30~15:00
実施方法
※視聴用URLは、受講前日17:00と当日9:00にお申し込み時に入力いただいたメールアドレスにお送りいたします。入力にお間違いないようご確認ください。メールが確認できない場合、迷惑メールフォルダなどもご確認ください。
※Vimeoでの配信を予定しています。視聴環境をご確認ください。
募集人数
受講料
選択受講 : 19,800円(税込)
選択受講 : 13,860円(税込)
選択受講 : 17,820円(税込)