「スープストック トーキョー (SOUP STOCK TOKYO)」は7月21、22日の2日間、カレーを楽しむ夏祭り「カレーストック トーキョー(以下、カレーストック)」を全店舗で開催する。同イベントは今年8回目で、2日限りのカレー専門店としての開催は4年振り。インドはもとより世界各地を旅して生まれた“本気のカレー”を8~12種類提供する。
20年越しに登場した新商品“白いスパイスカレー”
今年の目玉は、新商品“白いスパイスカレー”。これは、約20年前に販売していた“ココナッツのホワイトカレー”をリニューアルした完全オリジナルメニューだ。今でも“白いカレー”というとどこか不思議だが、当時は斬新すぎてなかなか受け入れられなかった。南インドのココナッツが効いた甘いサラダ“パチャリ”からインスピレーションを得たこのカレーは、ココナッツミルクとヨーグルトの旨味にカレーリーフのこくとマスタードシードとハラペーニョのツーンと突き抜ける爽やかな味が特徴。豚肉とナーベラー(ヘチマ)、サンドライトマトの具材と赤タマネギのアチャール(インドの漬物)と枝豆のサブジ(インドの含め煮)が添えられている。酸味のあるさっぱりした味わいは夏にぴったりだ。
インド横断、国籍ミックスで楽しめるのが「カレーストック」
今まで70種類以上のカレーを開発してきた「カレーストック」。提供するカレーは、全て異なる素材とスパイスでできている。北インド、南インド、国籍を超えてカレーが楽しめる2種がけ、3種がけセットも提供する。
“豚トロのビンダルーカレー”は西インドのゴアでポピュラーなカレーを再現。ゴアでは、ポルトガル領だった名残で酢とニンニクでマリネした豚を使用した酸味、辛味、甘味のバランスが取れている。大葉のトッピングが爽やかなアクセントに。鰹だしが香る“はまる味”でスタッフの間でも大人気だ。スパイスカレーの王道といえば、“北インド風バターチキンカレー”。バターと生クリーム、カシューナッツペーストが入った濃厚でありながらも上品な味わいに仕上がっている。 “ナスと牛ひき肉の辛くないキーマカレー”。玉ネギ、カボチャ、リンゴ、バナナ、レーズンの甘味と17種類のスパイスがブレンドしたマイルドな味で、辛いものが苦手な人や子どもでも食べられる。“カシューナッツのホッダ”はスリランカ風ココナッツカレーだ。“ホッダ”とはスリランカの家庭料理で煮物のこと。たっぷりのカシューナッツをココナッツミルクで煮込んでいる。鰹だしが香る“はまる味”でスタッフの間でも大人気だ。
「カレーストック」では、タイカレーや欧風カレーも提供。シャバシャバな“グリーンカレー”は、インドカレーとはまた違う辛さが特徴で、青唐辛子の刺激的な辛さとハーブの香りをココナッツミルクでまろやかに仕上げている。普通は添えられないパリパリ揚げ麺のトッピングが新しい食感をプラス。南仏の家庭料理であるラタトゥイユをカレーにしたのが“7種類のラタトゥイユカレー”。じっくり煮込んだ野菜の旨味、そしてスパイスとハーブのハーモニーが楽しめるベジタリアンメニューだ。
テーマカラーの“サムシングイエロー”でいいことあるかも
「カレーストック」は、「スープストック トーキョー」の夏恒例のお祭り。店舗によっては、行列ができるほどの人気だ。「カレーストック」のテーマカラーは黄色。会期中に“サムシングイエロー”を店舗のスタッフに見せると、何かいいことが起こるかもしれないという。また、公式アプリを活用するとポイントのプレゼントなどがある。