週に一度、「WWDJAPAN Digital」に掲載した記事から学生に読んでほしいものを厳選し、記者のコメント付きで紹介する連載。今回は、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)新メンズ・クリエイティブ・ディレクターによる「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のデビューショーや、六本木ヒルズの再開発計画など3本の記事を掘り下げる。ニュースの読み方を知るとともに、面接やビジネス会話のヒントになれば幸いだ。
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【記事1】
ファレルの新生「ルイ・ヴィトン」メンズは完全勝利 22時のパリに昇った太陽
【記者の解説】
「ルイ・ヴィトン」は、年間売上高が3兆円に迫る、世界一の規模を誇るブランドだ。メンズでは前メンズ・アーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブローの急逝により、デザイントップのポジションが2021年11月以降空席のままだった。ヴァージルは、音楽やアートといったカルチャーに精通し、それらをファッションに結びつけることでファン層を広げ、売り上げに貢献してきた実績がある。ラグジュアリーの王者はその方向性を引き継ぐのか、新たな道を開拓するのかで後任人事に注目が集まる中、世界中の老若男女に愛されるファレル・ウィリアムスのメンズ・クリエイティブ・ディレクター就任が2月に発表された。つまり、前任の方向性を引き継ぎながら、さらに間口を広げる人事なのだろうと多くが解釈した。「ルイ・ヴィトン」に限らず、現在ラグジュアリーブランドのデザイントップの仕事は多岐にわたる。デザインするのは服やアクセサリーにとどまらず、写真、映像、イベント、キャンペーン、そしてチーム作りなど、あらゆるクリエイティブに携わる総合力が求められる。例えデザイン画が描けなくても、優秀なチームがいればクリエイティブ・ディレクターの仕事は成立する。その点、ファレルはおそらくデザインのプレーヤーではなく、チームにクリエイティブの方向性を示すディレクターだ。ファレルの初陣となる2024年春夏メンズ・コレクションのショーを見て、さらにそう確信した。(大塚千践/副編集長)
ILLUSTRATION:UCA
【記事2】
六本木が大きく変わる “第2六本木ヒルズ”2030年竣工
森ビルなどによる「六本木五丁目西地区」(東京都港区)の再開発計画の概要が明らかになった。関係者の間で“第2六本木ヒルズ”とも呼ばれるこの再開発計画は、外苑東通り、芋洗坂、鳥居坂などに囲まれた約8万平方メートルのエリアが対象。超高層ビルを中心に、オフィス、住宅、商業施設、文化施設、公園などで構成する。(全文はこちら)
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