ユナイテッドアローズのシューズブランド「オデット エ オディール(ODETTE E ODILE)」は、2023年秋冬シーズンにリブランディングする。デザインコンセプトは、モード感を強めたフェミニンシックに切り替え、高品質な素材使いでファッション感度の高い30代半ばから40代の獲得を狙う。
昨年20周年を迎えた「オデット エ オディール」は、フェミニンな通勤スタイルに合わせたパンプスやフラットシューズを主力商品としてきた。遠藤剛史「オデット エ オディール」課長は、「コロナを機に、通勤スタイルが変わりプライペートでも履けるようなファッション性の高いシューズを求める声が増えていた。次の20年を見据え、グレード感を重視してこれまでリーチできていなかったお客さまに向けても届けたいと考えた」と話す。
新作のストラップ付きのフラットシューズは、(2万9700円)は、カーフレザーを使用しマニッシュに仕上げた。ストラップパンプス(2万2000円)は高級感のある艶を重視した。価格帯はこれまでのボリュームゾーンだった2万円以下から、2万〜3万円に裾野を広げる。生産の8割は引き続き日本で行う。「原料高が進むなか、私たちが付加価値をつけ上代(小売価格)をあげることで、工場にも適切な利益をとっていただきたい」と遠藤課長。
合わせてロゴも刷新する。知性と優美さをテーマにシンプルモダンな印象に変えた。「柔軟さと芯があり、いつでも自らの意思で進んでいく女性像をイメージした」という。現在の店舗数は7店舗。9月6日にリニューアルオープンを控える新宿店を皮切りに、順次店舗のリニューアルを進める。