ファッション企業の2022年度の決算が出そろった。20年以降、新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の逆風に耐えながら、各社は改革を重ねてきた。コロナ前を上回る過去最高業績を達成した企業がある一方で、コロナの傷が深くて回復が遅い企業もある。取り扱うカテゴリー、主戦場とするマーケット、消費者の変化への対応、どこで明暗が分かれたのか。主要な専門店系企業とアパレル系企業のコロナ前から現在まで振り返ってみた。(この記事は「WWDJAPAN」2023年7月10日号からの抜粋です)
アパレル系企業は専門店系企業以上にコロナの打撃が大きく、20年度には大幅な赤字を計上する企業が相次いだ。大規模なリストラを経て改善には向かっているものの、回復のペースは緩やかだ。
オンワードホールディングス
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