同ブランドは15年以上、最先端のサーチュイン遺伝子の皮膚科学研究に取り組み先進のテクノロジーを開発してきた。そして今回「エスティ ローダー」の研究所は、皮膚の構造特性に対するサーチュイン長寿タンパク質の活性について新データを公表。この研究成果に加え、「サーチュイン遺伝子と長寿」をテーマにしたシンポジウムをWCDにて主催した。シンポジウムでは長寿要因と老化について主要な研究を発表。また、ポスタープレゼンテーションでは長寿タンパク質の重要な構造的タンパク質に対する影響によって皮膚細胞の形状と強度を高め、皮膚の力学的性質をサポートするという研究結果を発表した。
今回の研究内容についてエスティ ローダーのグローバル ブランド プレジデント=ジャスティン・ボックスフォード(Justine Boxford)は、「世界的権威ある学会で最新の研究を発表することは新しい時代の幕開けともいえる。この研究で未来のスキンケアを再構築していく」とコメント。また同社のシニア ヴァイス プレジデントでありバイオサイエンスの専門家のDr.ナディーン ペルノデ(Nadine Pernodet)は、「私たちは継続的な研究を通じて皮膚生物学および皮膚の機能の最適化に寄与する知見を進歩させている。皮膚細胞を活性化させより長く健康に保つためには、サーチュイン遺伝子が不可欠であることを明らかにしてきた。サーチュイン遺伝子が皮膚細胞の重要な働きをサポートし、皮膚細胞の若々しさに役立つ」と話した。
WCDのシンポジウムに登壇したカリフォルニア大学バークレー校の代謝生物学、栄養科学、毒性学の教授であるDr. ダニカ チェン(Danika Chen)は、「サーチュインの研究は老化に関連する症状の治療、ヒトの健康の改善に役立つ可能性がある。『エスティ ローダー』の研究は、皮膚における特有のサーチュインまたは他の組織と共有されるサーチュインの活性を特定することにより、サーチュイン生物学を進歩させている。また、目に見える形で皮膚の老化を遅らせたり若返らせたりするアプローチを開発することで、老化に関する生物学の理解を深めている」と述べた。