ファッション

「ヨーク」がスパイバー新素材アイテムを使ったデニムなど8型販売

寺田典夫デザイナーの「ヨーク(YOKE)」は2024年春夏アイテムで、スパイバーの人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(、以下BP)」を使用したデニムジャケットやスエットなど8アイテムを販売する。スパイバーは22年夏からタイで原料の人工タンパク質素材の量産を開始しており、これまで先行していたゴールドウインに加え、国内外のブランドへの供給が徐々に広がってきた。

「ヨーク」が「BP」素材を使ったアイテムは、デニムのジャケット(7万5000円/税別、以下同)とパンツ(6万5000円)、クルーネックセーター(8万8000円)、ジップアップカーディガン(10万円)、カーディガン(9万円)、スエット(3万5000円)、Tシャツ(2万2000円)、ロングスリーブT(2万6000円)の8アイテム。

「BP」素材はニット系のセーターやカーディガンで30%、スエット・カットソーで10%、デニムではわずか4%の使用にとどまるが、「ヨーク」の寺田デザイナーは「製品としてかっこいいものを作り、デザインでまず興味を持ってもらい、そこから素材を知ってもらう、広がりを作る、ということがブランドとしてできることだと考え、デザインも凝ったものにしています」とコメント。スパイバーについては「5、6年前から認識していました。今年3月上旬にお話をいただき、改めて素材に面白さを感じてすぐに24年春夏シーズン製品への採用を決めました。これまでサステナブルを謳った素材にはビジネス的側面を感じてしまい懐疑的な部分もありましたが、スパイバーや『BP』繊維はすごく本質的な取り組みをしているチーム、素材だという印象を受け、そこに自分も関われたら嬉しいなと思ったのが大きな理由です」という。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。