2024年春夏シーズンのメンズ・ファッション・ウイークは、気温も、コレクションも、ゲストも、何もかもが熱かった。会場周辺を熱狂させたハリウッドの人気俳優をはじめ、「リック・オウエンス(RICK OWENS)」では爆発演出で熱風が舞い、暑いのに厚い衣装で会場を笑わせにかかったラッパーによる体を張った芸や、“ほぼ全身肌見せ”スタイルなど、アツすぎる人たちをプレイバック。(この記事は「WWDJAPAN」2023年7月17日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
今シーズンは、ショー会場に来場するセレブリティーたちのガードがいつも以上に固かった。メディアがSNS拡散などのためにセレブを撮影しようとすると「ノー」と制止されたり、「あなたのシートはどこ?」と強制誘導されたりし、撮影の難易度がレベルアップ。そんな状況でも、ジャレッド・レトだけは「WWDJAPAN」取材班の前に現れるときはなぜかノーガード。まるで「撮れ高に苦しんでいるのか。なら私を撮れ」と神々しく言わんばかりにベストショットのチャンスをくれた。
今シーズンのメンズトレンドは、フォーマル再解釈の継続に加え、男女の服のクロスオーバーがさらに進み、センシュアルな肌見せを提案するデザイナーが多数。そんな中で、ほぼ全身肌見せの裸男(ラオウ)スタイルも、ショーやイベント会場でいつも以上に多かった。控えめな「クワイエット・ラグジュアリー」が脚光を浴びる中、屋外の暑い日差しに照らされた筋骨隆々な肉体美は、ある意味どのスタイルよりも“映え”ていた。
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