「ブルガリ(BVLGARI)」は、3人のコンテンポラリーアーティストを起用した“セルペンティ フォーエバー トップハンドル バッグ(Serpenti Forever top handle bag)”のカプセルコレクション「セルペンティ イン アート(SERPENTI IN ART)」を発表した。コレクションは、アメリカを拠点とするフランス系イギリス人のソフィー・キッチング(Sophie Kitching)、韓国の画家、ソヌ・キム(Sunwoo Kim)、中国人アーティストのジョウ・リ(Zhou Li)がそれぞれ2種類をデザインした計6種類をラインアップする。
3人は、スネークヘッドのクロージャーが特徴のアイコンバッグを個性豊かにデザイン。キムは自身の作品で多く用いる、自由と幸福の探求を象徴する鳥、ドードーをさまざまな姿で描いた。空想の森を緑で彩った“デイ”バージョンは、エンボス加工された葉を散りばめ、青の“ナイト”バージョンは、「ブルガリ」のエイトポイントスターを加えた夜空の幻想的なバッグとなった。絵画や彫刻、パブリックアートなど幅広く活動するリによる“オーシャン”と“フォレスト”と名付けたモデルは、どちらもリの作品をベースに作られている。独特な絵筆のタッチや中国の山水画へのオマージュなどが特徴的だ。また、幾何学模様のモチーフを使って作られたゴールドのトップハンドルは独自のセンスを表す。キッチングは、ホワイトとブラックのカーフレザーのボディーをベースに、得意とする絵画をドラマチックに表現した。ヘビの鱗を想起させるような躍動感や自然から着想を得た色使いに目を引く。
価格は、キムとキッチングのモデルが各75万3500円、リのモデルが各105万6000円。今年“セルペンティ”誕生75周年に合わせて、それぞれ75点限定になる。7月31日まで、店舗でのプレオーダーを受け付け中で、10月の受け渡しを予定している。
また、「ブルガリ」のバッグなどのアクセサリーのカテゴリーでは初めてNFTを導入。それぞれのバッグごとに3D映像があり、アーティストによるテーマの背景やブランドのサヴォアフェールを探るなど、購入者は各バッグの魅力をさらに知るデジタル体験を楽しむことができる。