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特集 若きクリエイターの肖像

柴田ひかりが振り返るモデルの10年 “リアル“で心つかむ【特集:若きクリエイターの肖像】

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柴田ひかり(しばた・ひかり)/モデル プロフィール

1997年2月13日生まれ。モデルとして広告やファッション誌、ミュージックビデオ、イベントなどに出演する。カジュアルな着こなしとライフスタイルを武器に、インスタグラムやユーチューブを運営し、インスタグラムは25万フォロワーを超え、ユーチューブ登録者数は約7万を持つ。モデルに加えてフォトグラファーとしても活動し、写真展やブランドコラボなどを行う

SNSが浸透し、“インフルエンサー”という言葉が定着した。さまざまなマーケティングに彼・彼女たちが活用されることから、ネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれない。しかし、個性あるファッションやライフスタイル、考え方に共感し、ユーザーを動かす人も存在する。モデルの柴田ひかりさんもその一人だ。(この記事は「WWDJAPAN」2023年7月17日号からの抜粋です)

スナップを機にモデルの道に
大学では服作りを専攻

柴田さんのインスタグラムをのぞくと、ありのままの姿が並んでいる。公園でくつろぎ、自転車をこぎ、水辺で遊ぶ自然体な投稿ばかりだ。撮影・編集まで自ら行うユーチューブも、日常をそのまま切り取るVlog形式だ。ブランドの展示会などエンドユーザーにとっては非日常な部分があるものの、キラキラしたムードはない。それでもインスタグラムは25万フォロワーを超え、ユーチューブ登録者数は約7万を誇る。等身大な彼女の姿が、ユーザーを引きつける。

柴田さんがモデル活動を始めたのは、高校生のころに雑誌にスナップされたのがきっかけだった。それを機に事務所から誘いを受けて、モデル活動を始めた。「ジッパー(Zipper)」「キューティ(CUTiE)」などに読者モデルとして出演すると、個性的なスタイルからすぐに人気に火がついた。イベント登壇も多く、「高校時代が一番忙しかったかも」と振り返る。

モデル活動の傍らで、自分のキャリアも「モデルだけでは次につながらない」と見つめ直した。好きなファッションを本格的に学ぶため、文化学園大学国際ファッション文化学科に入り、服の基礎知識と衣装制作を学んだ。卒業制作は、アラビアンナイトの舞台衣装として、スパンコール3000個のクチュールドレスを作った。

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