ファッション

【2023年フェス】「フジロック」など野外フェスを快適に過ごすための6つ道具

7月28~30日、フジロックフェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL)」がパンデミックによる規制がほぼ撤廃された中で初めての開催を迎えます。これを機に久々に訪れる人も、満を持して初めて訪れる人も、思い切り楽しむためには持ち物および服装の準備は抜かりなくしておきたいところ。そこで本稿では、「フジロック」をはじめとする野外フェスで活躍するアイテムを紹介します。

「プレイ・コム デ ギャルソン」×「ケーウェイ」
ナイロンジャケット

「年に数回の野外フェスのためだけに、本格的なシェルジャケットを買いたくない……」「機能性もデザイン性も両獲りしたい……」「とりあえず間に合わせの雨合羽を買っていくか……」とお悩みの方にピッタリなのが、「プレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME DES GARCONS)」と「ケーウェイ(K-WAY)」がコラボしたナイロンジャケットです。フランスやイタリアでレインウエアの代名詞として知られる「ケーウェイ」だけに、その機能性は申し分なし。デザイン的にもアウトドアブランド特有のストイックさがなく、スポーティーながらどこか上品で、ハーフジップ仕様もキッズサイズも展開している優れもの。極め付きは、パッカブルという点。野外フェスなどのアウトドアシーンのみならず、日常でもレインウエアとして活躍してくれるのではないでしょうか。

「ナイキ ACG」
“ウォーターキャット+"

足元を疎かにすると、野外フェスの魅力が一回りも二回りも下がると断言してもいいでしょう。とにかく1日中歩きに歩きまくるうえに、特に雨が降りやすい山が舞台であれば“相棒”が欠かせません。今回は、「『ゴアテックス』搭載!」のような防御力満点のスニーカーやブーツではなく、びしょ濡れ派の方々に向けた1足をご提案。今シーズン、「ナイキ ACG(NIKE ACG)」からデビューした“ウォーターキャット+(WATER CAT+)”は、2006年に登場した“ウォーターキャット”のフィット感やグリップ力をアップデートしたモデルで、アッパーが防水性のコードで適度な網目に編み上げられており、通気性も速乾性も抜群という、まさにフェスにおあつらえ向きのモデルです。もちろん、履き心地は「ナイキ」製なので言わずもがな。前でもみくちゃにされながらパフォーマンスを観たい場合を除けば、ベストチョイスのひとつだと思います。ぜひ、一度試してみてください。

「ダイワ ピア39」
“テック パーフェクト フィッシング バックパック"

2020年春夏シーズンにデビューして以降、年々ファッションシーンで存在感を高めるフィッシング用品「ダイワ(DAIWA)」のアパレルライン「ダイワ ピア39(DAIWA PIER39)」。“フィッシングブランド”としてのDNAを宿しているだけに、その巧みなポケット使いが定評ですが、23年春夏シーズンではフロント部分に多数のポケットを配した“テック パーフェクト フィッシング バックパック”を生み出しました。野外フェスでは何かと小物が増えがちなので、いちいちメーンの荷室を開けずにものの出し入れができるのは圧倒的なストレスフリー。さらに、表地にははっ水加工を施した60/40素材を使用しているため、ちょっとした雨なら難なく弾いてくれます。もし背負って会場を歩きたくなくても、「フジロック」では24時間体制の荷物預かり所が場外ショップエリアにあるのでご安心を。

「ロゴス」
“7075トレックチェア"

「フジロック」の会場は、端から端までが約4kmで、これは忠犬ハチ公の銅像から東京タワーまでの直線距離とほぼ同等。だからこそ、足元の“相棒”と共に適度な休憩も必要になってきます。地べたに座ってしまえばいい話ではあるのですが、お尻を汚さず&濡らさず、座りたいときに座れるマイ椅子があるとないとでは、心の持ちようと体力の回復具合が大違い。欲を言えば、背もたれあり。ということで、軽量、コンパクト、携帯性、背付、グッドプライスでフィルタリングした結果、「ロゴス(LOGOS)」の“7075トレックチェア”に行きつきました。個人的には、ベルトループにカラビナを付けて、そこに引っ掛けるのがおすすめです。なお、「フジロック」では安全性の観点から組み立て式の椅子の使用が全面的に禁止となりましたのでご注意ください。また、他来場者が気持ちよく過ごすためにも、場所取りも兼ねて移動時に置きっ放しにするのはやめましょう。

「アンカー」
“621 マグネティック バッテリー"

実は、全ての飲食店で完全キャッシュレス決済(QR、バーコード決済は不可)を導入している「フジロック」。2018年の豪雨で、2人の諭吉と1人の一葉、5人の英世との離別経験がある身としては、防水性能を搭載したスマホさえあれば、快適に過ごせるのはありがたいことです。しかし逆をいえば、スマホの充電を切らした瞬間が最期。一応、ソーラーパネルを活用したクリーン充電スポットを出展するエーユー(au)をはじめ、いくつかのスポットで充電が可能ではありますが、マイモバイルバッテリーを持っていかない手はないでしょう。ガジェット好きの間ではおなじみの「アンカー(ANKER)」の“621 マグネティック バッテリー(621 Magnetic Battery)”は、シリーズ史上最も薄い約11.5mmかつ、出先で嬉しいケーブルを使わないマグネット式ワイヤレス充電機能に対応しているので、充電中でもポケットにスッと入ります。何も買えない、連絡が取れない、思い出を残せないの三重苦とは、これでおさらばしましょう。

「タイガーバーム」
“タイガーバーム"

100年以上の歴史を誇るシンガポール発の軟膏“タイガーバーム(TIGER BALM)”。血液循環を促進して肩こりや腰痛、筋肉疲労を和らげるほか、虫刺されの症状緩和も期待できるそうで、お楽しみ後のアフターケア用として荷物に忍ばせておくことをおすすめします。鼻腔をくすぐる独特な匂いとクラシカルなパッケージが、なんとなく効果をアップしてくれているような気がします。

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