ファッションに年齢は関係ない、年齢はただの記号。そう思うし、思いたいけど同時に新しいムーブメントを作るのはやはり若さ、とも思います。
こちらの30歳以下のクリエイターにフォーカスした特集を読んでください。インタビューはどれも言葉に勢いがあり、痛快です。文章は短めで、それゆえ小さなミントタブレットを口にしたようなピリッとした爽快感を得られます。
表紙を撮影したのは、中国内モンゴル出身のリュウ・イカさん。「ロエベ」のキャンペーンで北野武さんなどを撮った写真家です。来日したはいいものの、思い描いていた日本とのギャップに悩む中で道を見出してゆくリュウさんのストーリーを読んで、自分の心の奥に残る柔らかいところをギュッと掴まれるような感覚を得ました。
「エイサップやラフ・シモンズも セレブから若者まで集う原宿の古着やパットマーケット」の記事は小気味よい文章に加え、ロックバンドみたいなスタッフ5人の隠し撮り風写真がいい。原宿という街の目に見えない磁力もがそこには写っています。
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