オルビスは8月1日付で、病院経営やD2C事業などを展開するSTARTの中俣博之社長兼グループCEOが社外取締役に就任すると発表した。ブランドの持続的な成長を目指すための「HR(人的資本)戦略」の強化を目的に、戦略人事担当として迎え入れる。
中俣博之START社長兼グループCEOは1984年、新潟市生まれ。DeNAのゲーム部門の事業部長、LITALICOの経営企画/HR/新規事業/マーケティング担当の取締役などを経て、2019年にSTARTを創業。グループ全体でインターネット決済事業をはじめ、メディカル事業やD2C事業、ベンチャー投資事業などを展開。グループ外ではSHOWROOMやデータXなど6社の社外取締役を兼任する。
オルビスは、今後も継続して組織力の強化とともに事業を持続的に成長させていくためには、HR領域での高い専門性に加え、事業戦略や財務戦略とHR戦略を高度に連携させながら、全体感を持った中で意思決定ができる経営人材が必要という結論を出した。そこで、「HR領域を含む全方位で豊富な専門性や経験、知見を保有している中俣博之氏に白羽の矢を立てた」と今回の人事に至った。
中俣博之START社長兼グループCEOは、「気がつけばずっとベンチャー事業畑だったため、この歴史あるブランドにどこまでお役に立てるかは分からないが、精一杯取り組みたい。偶然にも私自身、『オルビス』ブランドと生まれ年が同じ。自分の生き方に関しても、無理に背伸びせず、何かに逆らおうとせずに、自分らしく歳を重ねていけるような、『スマートエイジング』な生き方をオルビスの皆さんと挑戦したい」とコメントを寄せた。