「WWDJAPAN」の調査によると、日本のファッション&ビューティ関連の上場企業全110社のうち、報酬が1億円を超えた役員は31人になった。有価証券報告書を調べた。コロナ禍の収束を受けて、業績連動型給与の増加が影響し、前年の19人から大幅に増加した。最年長はパルグループ創業者の井上英隆会長(87、1億3100万円)、最年少はファストリ取締役の柳井一海(49、1億1500万円)で、1億円プレーヤーの大半は創業者、あるいは創業家出身者。プロ経営者やたたき上げのサラリーマン経営者の1億円超えプレーヤーの数はまだまだ少ない。今後のさらなる増加に期待したい。(この記事は「WWDJAPAN」2023年7月24日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
1位
岡藤正広(73)
伊藤忠商事(会長CEO)
2023年 役員報酬 8.84億円
2022年 役員報酬 9.76億円
繊維部門出身で、総合商社の実力派会長ということもあり不動の1位。創業者・創業家以外のサラリーマン社長としても最高額。バフェット効果で株価も上昇中だ。
2位
魚谷雅彦(69)
資生堂(会長CEO)
2023年 役員報酬 5.31億円
2022年 役員報酬 3.78億円
国内外で改革を矢継ぎ早に実施。インバウンドの復調も追い風となり、業績も回復基調に。日本コカ・コーラ社長を経て、2014年から資生堂のトップに。
3位
大倉昊(86)
ノエビアホールディングス(会長)
2023年 役員報酬 5.28億円
2022年 役員報酬 5.28億円
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