コム デ ギャルソンは東京・青山の本社で、メンズブランドの2024年春夏コレクションの合同展示会を開催した。出展ブランドは、「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」や「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」「コム デ ギャルソン・オム(COMME DES GARCONS HOMME)」「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」など。「WWDJAPAN」編集部は各ブランドのコラボレーションアイテムに注目し、定番コラボから意外な協業まで、必見のアイテムをリポートする。
ジュンヤ ワタナベ マン
今シーズン最も多くのブランドと協業していたのは「ジュンヤ ワタナベ マン」だ。昨シーズンに引き続き、「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」とコラボし、ジャケット(15万円)とジャンプスーツ(16万円)などを発表した。「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」とは、ツイード生地を前面にドッキングさせたブレザー(18万円)が登場。
「グレゴリー(GREGORY)」とのナイロンジャケット(33万円)は、「グレゴリー」のバックパックを解体・再構築したもの。フードやバックなど至る所にアタッチメントバックルをあしらう。イタリアのアパレルブランドである「シーピーカンパニー(C.P. COMPANY)」とのコラボでは、モッズコート(13万5000円)を制作した。同ブランドのアイコンであるゴーグルレンズをフードに施し、ファスナーを全て閉じればガスマスクのように顔全面を覆うことができる。
さらに、「ニューバランス(NEW BALANCE)」とのスニーカー(3万4000円)や「ステューシー(STUSSY)」とのフーディー(6万円)、「リーバイス(LEVI’S)」「カーハート(CARHARTT)」とのコラボもそろえた。
コム デ ギャルソン・オム プリュス
川久保玲が手掛ける「コム デ ギャルソン・オム プリュス」では、「キッズラブゲイト(KIDS LOVE GAITE)」とのコラボシューズが一際目を引いた。同ブランドは、「オールドキュリオシティ・ショップ(THE OLD CURIOSITY SHOP)」で靴づくりを学んだ山本真太郎が2008年に始めた。コラボシューズは、“トリックアート”のようにつま先が左右に分離したデザイン(21万円)や、2足を上に積み重ねたようなデザイン(21万円)がそろった。特につま先が左右に分かれた革靴は、2つのつま先ともに足が入れられる構造がユニークだ。
コム デ ギャルソン・オム
小物が豊作だったのは「コム デ ギャルソン・オム」。「ニューバランス」とのメッシュスニーカー(3万6000円)や、フィンランド発シューズブランド「ヴィバ(VIBAE)」とのレザーシューズ(3万9000円)のほか、「ポーター(PORTER)」とのボディーバッグ(4万6000円)とナイロンポーチ(4万円)も登場した。クラシックなアイテムが多い「コム デ ギャルソン・オム」に、遊び心ある小物が一際存在感を放つ。「コム デ ギャルソン・オム ドゥ(COMME DES GARCONS HOMME DEUX)」ラインでは「アシックス(ASICS)」とのデニムスニーカー(2万5000円)を発表した。
コムデギャルソン・シャツ
「コムデギャルソン・シャツ」は、アーティストのアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)とのコラボアイテムがメインだ。シャツやTシャツ、フーディー、スエットシャツに、マリリン・モンローやエリザベス・テイラー、アンディ・ウォーホルを大小さまざまにプリントする。一目で“ウォーホルコラボ”と分かるキャッチーさが魅力だ。