百貨店からショッピングセンター、個店、ECまで、さまざまなショップを覆面調査員がリポートする連載「ミステリーショッパーが行く!」。今回は2011年にオープンした「ユニクロ銀座店」を調査。ギンザコマツビルの全12フロアに入る旗艦店で、メンズ、ウィメンズ、キッズ、インナー、スーツとフルラインアップがそろう。21年にフルリニューアルを行い、大掛かりなVMDやカフェコーナー、生花店など顧客を飽きさせない工夫も目白押しだ。(この記事はWWDジャパン2023年7月31日号からの抜粋です)
■今回の調査員
加賀美勉(56)
PROFILE:百貨店やコンサルティング会社を経て、現在は商業関連メーカーで販促プロモーションの開発にいそしむ。自称“プロの消費者”として百貨店をウオッチし続ける。革靴とワインを語り始めると止まらない
三田拓哉(28)
PROFILE:メディアに勤務。よく買い物に行くエリアは渋谷と表参道。中学時代に古着にハマり、その後デザイナーズブランドを買いあさる。年齢もあってか、最近はカジュアルウエアが気になる。趣味はバスケと映画鑑賞
調査日:加賀美調査員 2023年7月20日(木)15:00~ 曇り 30℃、7月24日(月)16:00〜 晴れ 32℃ 三田調査員 2023年7月25日(火)14:00〜 晴れ 35℃
ILUUSTRATION:ERI KOJIMA
【環境・施設】
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加賀美:銀座の中心地に位置し、正面に「ギンザ シックス」、後ろに「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」が並びます。店の前には外国人観光客を乗せた大型バスが横付けされ、店内の半数以上が外国人客でした。
三田:建物は全面ガラス張り。上層階までマネキン中心のビジュアルプレゼンテーション(VP)を行っています。中に入ると、Tシャツが振り子のように動く大掛かりなVPが目を引きました。
加賀美:ワクワクする仕掛けでしたね。テレビCMや製品紹介の動画など、サイネージを使った表現も豊富。サイネージの横には商品紹介のパネルが設置され、アイテムの理解が深まります。
三田:商品画像やキャッチコピーが洗練されていて、つい見入ってしまいます。クリエイティブをここまで追求しているのはさすがです。
加賀美:レジはどこも整頓されていました。トイレは洗面台や床が水で汚れている階もあり、こまめな清掃を期待します。
【MD】
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